肥薩線 どう復旧?JR九州,豪雨で被害拡大
九州各地を襲った豪雨で,熊本県の八代駅から鹿児島県の隼人駅までを結ぶ肥薩線は鉄橋が流失するなど特に大きな被害を受けました。特に大きな被害を受けた八代-吉松間は復旧の見通しが立たない状況にあります。
「日本三大車窓」がある肥薩線は,JR九州が観光路線と位置づける重要路線です。なお,JR九州が公表した線区別収支(18年度)では,肥薩線八代-人吉間で5億7300万円の営業赤字と収支は厳しい路線です。赤字路線は災害を契機に廃線やバス転換となる先例も多くみられます。交通網をどのように維持するのか。復旧に向けた議論は難航も予想されます。
>>>大畑駅(おこばえき)
大畑駅は,日本で唯一のループ線の途中にあるスイッチバック駅です。大畑ループ&スイッチバックは圧巻です。大畑駅(おこばえき)に着くと運転手は席を立って後部の運転席に移動,発進。ジグザグと前進,後進するスイッチバックを繰り返して急勾配を登っていきます。無人の木造駅舎には,蒸気機関車用の石造りの給水塔が昔を物語るように建っています。
*無人の大畑駅は木造平屋の素朴な駅舎。中には無数の名刺が貼られている。
>>>矢岳駅(やたけえき)
標高536.9メートルにある矢岳駅。肥薩線の最高点にあたります。
ループを抜けると矢岳駅(やたけえき)。駅は標高約536mにあり、人吉との標高差は約436m。一気に高みに来た。駅を出るとすぐにトンネル、抜けると右手に矢岳山。次の真幸駅(まさきえき)へと徐々に下る「矢岳越え」の景観は,根室本線の「狩勝越え」(1966年に廃線),篠ノ井線の「姨捨駅」ととも日本三大車窓のひとつといわれ、えびの高原、その奥にそびえる霧島連山のパノラマが,窓いっぱい広がります。
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◆肥薩線
・熊本県八代駅~鹿児島県隼人駅
・全長124.2キロメートル
・明治42(1909)年11月21日 全線開通
肥薩(ひさつ)線は,食,温泉,車窓,列車,名所旧跡--いずれも,申し分なしの五つ星。全線開通から100余年。発見と楽しみが尽きない,南九州のローカル線です。
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