>>>LCCのジェットスター,国内6路線運休…拠点も閉鎖し事実上の撤退へ
日本航空が50%出資する格安航空会社(LCC)「ジェットスター・ジャパン」(千葉県成田市)は8日,国内全24路線のうち,新型コロナウイルスの感染拡大で搭乗客低迷の6路線を25日以降,運休する。再開のめどは立っておらず,事実上の撤退とみられる。
対象となるのは,関西空港と福岡,熊本,高知を結ぶ3路線,中部国際空港と新千歳,鹿児島を結ぶ2路線,成田空港と庄内を結ぶ1路線の計6路線。感染拡大で同社は減便を続けており,運航を続ける路線についても11月は374往復を減便する。
運休にあわせ,パイロットや客室乗務員が勤務する関西空港の拠点も閉鎖し,ここに勤務する社員は成田,中部の両空港の拠点に異動する。
同社は2020年6月期の単体決算で,最終利益が77億円の赤字。