鹿児島・出水平野にツル今年初飛来－ 10月17日
国内最大のツル越冬地・かごしまけん出水（イズミ）平野で17日，今季初渡来となるナベヅル1羽の飛来が確認され，ひとあし早い冬の訪れを告げました。昨年度の初渡来は10月18日ですから，平年並みの飛来です。 ツルの飛来は，ことし12月にかけてピークを迎えます。例年，来年1月下旬ごろ北に向けて飛び立つ「北帰行」が始まります。
出水市の出水平野は、毎年1万羽を超えるマナヅルやナベヅルが繁殖地のシベリアなどから渡ってくる国内最大の越冬地で、飛来するツルは国の特別天然記念物に指定されています。
出水平野では昨シーズン，1万5529羽のツルが飛来し，3シーズン連続で1万羽を超えました。出水市は来年度，出水平野について，重要な湿地の保全を定めたラムサール条約への登録を目指しています。
◇出水－－ツル渡来地
日本最大のツルの渡来地である出水には，毎年10月中旬から12月頃にかけて，1万羽を超えるツルが越冬のためシベリアから渡来し，3月頃まで滞留します。その渡来数と種類の多さは日本一で，「鹿児島県のツル及びその渡来地」として国の特別天然記念物にも指定されています。
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