肥薩線の熊本~人吉間を,噴煙をあげて走り抜ける「SL人吉」。牽引するのは、通称ハチクロと呼ばれる 1922年製(大正生まれ)の8620形蒸気機関車です。この蒸気機関車は,肥薩線・矢岳駅前の人吉市SL展示館にて静態保存されていた58654(8620形)を復元したものです。
去年7月の豪雨災害で被害を受け,運行できなくなっているJR九州の観光列車「SL人吉」が,ことし5月から区間を代えて運行を再開することになり,29日に安全祈願が行われました。
「SL人吉」は,熊本と人吉の間を運行するJR九州の人気の観光列車ですが,去年7月の豪雨災害で球磨川にかかる肥薩線の鉄橋が流れるなどして運行できなくなっています。
JR九州は,ことし5月から熊本と佐賀県の鳥栖の間でSL人吉の運行を再開することにしました。SL人吉は毎年春から秋までの土日祝日や夏休み期間を中心に走り,親子連れらの人気を集めています。
汽笛の音、吹き上げる煙,しっかりと大地を蹴りながら走る SL の鼓動や,、変わることのない球磨川沿線の美しい風景が,時代を超えて感動を与えてくれます。車内には展望ラウンジやミュージアムもあり,全国屈指の人気列車です。
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