「薩摩の小京都」とも称される知覧。南国の城下町らしい武家屋穀の町並みが今日に伝えられています。
城下町知覧の武家屋敷。薩摩藩島津氏が領内を統治するための拠点としての役割を果たした薩摩の麓は、知覧のほかに、出水・阿久根・加世田・蒲生・鹿屋・都城・志布志などがあげられます。
太平洋戦争知覧特攻平和会館
第二次大戦末期に出撃した特攻隊員の遺品などを展示する南九州市の知覧特攻平和会館。1975年に知覧特攻遺品館として開設され,1986年に現在の平和会館が完成しました。
知覧特攻平和会館
〒897-0302 鹿児島県南九州市知覧町郡17881番地
電話番号:0993-83-2525 ファックス:0993-83-4859
・開館期間:1月1日から12月31日まで営業 (年中無休)
・開館時間:午前9時から午後5時まで
日米戦の末期,米軍の前に劣勢となった日本軍は,爆弾を装備した航空機もろとも米軍艦艇に体当たりする人類史上例のない作戦を採用。昭和20年4月以降は,米軍の沖縄侵攻を阻止するため鹿児島県内の知覧飛行場(南九州市)と万世飛行場(南さつま市)・海軍の鹿屋航空基地(鹿屋市)などから飛び立った陸海軍の計約1800機が特攻を実施し,約3700人が戦死しました。
※開聞岳
大戦末期の1945年3~6月,20キロほど北北西にある知覧の基地を飛び立った特攻隊の戦闘機は、開聞岳を目指しました。そこからまっすぐ南下すれば標的の米軍艦隊がいる沖縄の海です。山に別れを告げ攻撃に向かったということです。
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◆ミュージアム知覧
知覧というと,“武家屋敷”,“特攻平和会館”が有名です。あまり知られていませんが,特攻平和会館のとなりにある“ミュージアム知覧(南九州市立博物 館)”は,鹿児島の風土と歴史を伝えてくれる,お奨めの見学場所です。特攻平和会館と共通券を使うと大人600円,小人400円で入館出来ます。
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