男子プロゴルフ<Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント 8月26~29日 芥屋ゴルフ倶楽部(福岡県) 7210ヤード・パー72>
最終組のスコット・ビンセント(ジンバブエ)に2打差で迎えた最終ホール。勝負をかけた石川のイーグルトライは,わずかにカップを通り過ぎた。18番パー5,グリーン右からの寄せ,上りのフックラインを強めに転がして狙ったが,チップインはならず。通算16アンダーで後続を待つ。
国内男子ツアー,Sansan KBCオーガスタ最終日,首位のビンセントに2打差の11アンダーでスタートした石川は,通算16アンダーと追い上げてプレーオフを待った。だが,ビンセントは最終18番でのピンチをしのぎ,17アンダーでホールアウト。石川は1打及ばず2位に終わった。期待された,2019年日本シリーズ以来,約1年9か月ぶりの優勝はお預けとなった。
だが,石川は,今はスイング改造に専念している。「スイングをつくっている段階。もっと練習したい」と,さらなる飛躍のための助走が続く。
石川は大会前に「コロナ禍だけど,この大会はギャラリーが入る。見られていると,テンションが上がる」と話していた。2打差3位から開始し,いきなりボギーのスタートとなったが,拍手を力に変え,2番から猛反撃。他の日本勢が次々と脱落していく中,最後まで優勝を追いかけた。2位は今季最高成績。