N700Sの特徴を生かした6両編成
2022年秋に,武雄温泉~長崎間での開業が予定されている西九州新幹線。その車両が公開されました。白と赤のデザイン,毛筆の「かもめ」,号車ごとに違う座席など,N700Sの特徴を持ちながら,JR九州らしい個性的な車両です。
デザインを担当したのは,800系新幹線「つばめ」などJR九州の車両でおなじみの水戸岡鋭治さん。外観の各所に多く入れられている「かもめ」「KAMOME」の文字は,乗客が車両との記念写真を楽しめるように,との思いがあるそうです。
西九州新幹線の車両は,東海道・山陽新幹線で2020年7月1日に運転を開始したN700Sを,いわば西九州新幹線用にカスタマイズしたもの。「編成の長さを柔軟に変更できる」というN700Sの特徴を生かした6両編成です。もちろん全席コンセントや,停電時も自走可能といったN700Sの特徴も備えています。
西九州新幹線のN700S「かもめ」は2022年1月以降,この山口県にある日立の工場から順次,海上輸送で長崎へ向かう予定。JR九州はその様子を船から眺めるツアーも用意しており,現在,申込みが受け付けられてます。