長崎に向け西九州新幹線の車両を海上輸送
ことし秋に開業が予定される佐賀県の武雄温泉と長崎のおよそ66キロを結ぶ,西九州新幹線の車両が山口県にある日立の工場から順次長崎県の車両基地へ向け輸送されます。西九州新幹線の車両は1つの車両の長さがおよそ25メートル,重さがおよそ42トンあり,輸送船には6両が同時に積み込まれています。
source:JR九州のウエブサイトより
7日は,福岡の沖合を船で運び,その様子を一般の人たちがJR九州の高速船「クイーンビートル」から見学しました。
西九州新幹線のN700S「かもめ」は2022年1月以降,この山口県にある日立の工場から順次,海上輸送で長崎へ向かう予定です。JR九州はその様子を船から眺めるツアーも用意しており,現在,
申し込み受付中です。
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N700Sの特徴を生かした6両編成
2022年秋に,武雄温泉~長崎間での開業が予定されている西九州新幹線。その車両が公開されました。白と赤のデザイン,毛筆の「かもめ」,号車ごとに違う座席など,N700Sの特徴を持ちながら,JR九州らしい個性的な車両です。
デザインを担当したのは,800系新幹線「つばめ」などJR九州の車両でおなじみの水戸岡鋭治さん。外観の各所に多く入れられている「かもめ」「KAMOME」の文字は,乗客が車両との記念写真を楽しめるように,との思いがあるそうです。
西九州新幹線の車両は,東海道・山陽新幹線で2020年7月1日に運転を開始したN700Sを,いわば西九州新幹線用にカスタマイズしたものです。「編成の長さを柔軟に変更できる」というN700Sの特徴を生かした6両編成です。全席コンセントや,停電時も自走可能といったN700Sの特徴も備えています。
>>JR九州が運用する高速船「クイーンビートル」
source:JR九州のウエブサイトより
JR九州の全額出資による船舶事業子会社の
JR九州高速船が運用する高速船「
クイーンビートル」。この船は,博多―韓国・釜山航路に就航予定でしたが,新型コロナウイルス感染症拡大防止のための水際対策で,政府より国際間の旅客運送の停止要請により就航できず,現在は国内での遊覧運航に使われています。
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