破滅型の私小説で知られる芥川賞作家の
西村賢太(にしむら・けんた)さんが5日朝、東京都内の病院で死去した。54歳。東京都出身。関係者によると,4日夜、タクシー乗車中に意識を失い病院に搬送されていた。
西村賢太(にしむら・けんた)さんは,東京都江戸川区出身。中学卒業後,肉体労働などをしながら,同人誌に小説を発表。
西村賢太(にしむら・けんた)さんは,大正時代に活動した作家藤沢清造に心酔,「没後弟子」を自称し,小説集出版に尽力した。そして,藤沢清造にならい,暴力や恋愛のトラブルなどを私小説一筋で綴り,人気を博した。
2007年に「暗渠の宿」で野間文芸新人賞,2011年に「苦役列車」で芥川賞を受賞。同作はベストセラーに。他の著書に「小銭をかぞえる」「どうで死ぬ身の一踊り」など。
-------------------
┏┓
┗■ 藤沢清造
藤澤 清造(ふじさわ せいぞう,1889年(明治22年)10月28日 - 1932年(昭和7年)1月29日)は,小説家,劇作家,演劇評論家。
■━【西村賢太】━━━━━━━■
西村 賢太(にしむら けんた、1967年(昭和42年)7月12日 - 2022年(令和4年)2月5日は、日本の小説家。私小説の書き手として知られる。
石原慎太郎氏の著作を十代の頃から愛読し,「自分にとっての信用できる作家であった」とのこと。石原氏の作や政治発言が,石原氏に敬意を抱くきっかけと,石原氏逝去後に述べていた。また石原氏との初対面の際に開口一番向けられた「お互い、インテリヤクザ同志だな」との言葉の真意については,尋ねることが出来なかったという。