20日,本殿などが国の重要文化財に指定された霧島市の鹿児島神宮で,鈴と飾りをつけた馬が参道を練り歩く「初午祭」が行われました。
鹿児島神宮の「初午祭」は,およそ470年前,五穀豊じょうなどを願って馬踊りを奉納したのが始まりとされています。
20日は,鈴や色鮮やかな花飾りをつけた馬が踊り手たちと参道を練り歩き,太鼓や鐘に合わせて足踏みをする「鈴かけ馬踊り」を披露しました。
例年は20頭ほどの馬が参加しますが,ことしは新型コロナの影響で6頭のみで,踊り手の数も50人に制限されたということです。
鹿児島神宮の「初午祭」は多い年で10万人もの人が訪れる伝統行事ですが,見学の自粛が呼びかけられる中での開催となりました。
◆鹿児島神宮
鹿児島神宮は,大隅正八幡(おおすみしょうはちまん)とも呼ばれ,大隅一の宮として古くから崇められている大社です。天津日高彦穂穂出見尊(あまつひだかひこほほでみのみこと=山幸彦)とその御姫の豊玉姫を御祭神とし,仲哀・応神天皇,神功皇后をあわせてまつっています。例年,約23万人が初詣の参拝に訪れています。
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鹿児島空港の近く,霧島市にある。鹿児島空港及び九州自動車道溝辺鹿児島空港ICから車で15分・日豊本線・隼人駅の北2Kmほどに鎮座。
その創建は定かではありませんが,神武天皇の代ともそれ以前とも伝えられていることから,少なくとも1100年以前から栄えていたとされています。
社殿は1756(宝暦6)年の再建で丹塗りの荘厳な造りです。拝殿は「うぐいす張り」で歩くと音がします。拝殿の天井格子には花や野菜などが鮮やかに描かれ,見応え十分です。
住所:霧島市隼人町内2496 Tel: 0995-42-0020
車: 東九州自動車道隼人東ICから国道223号・県道471号を経由し、県道473号を鹿児島空港方面へ車で5km
電車: JR日豊本線隼人駅からから徒歩15分