>>>JR九州 「クイーンビートル」日本船籍に
博多港と門司港間に来月就航
日本と韓国を結ぶ航路に投入予定だったJR九州高速船の「クイーンビートル」が,国内での運航が可能な日本船籍に変更されました。「クイーンビートル」は4月10日に博多港と門司港間に就航し,6月下旬まで月に3回運航予定です。
パナマ船籍から日本船籍に変更された「クイーンビートル」。「クイーンビートル」は当初,博多港と韓国・釜山を結ぶ定期航路に投入される予定でしたが,新型コロナの影響で航路の再開は見通せない状態です。
そのため,国内での運航が制限される外国船籍から日本船籍に変更し,事業の拡大を図るということです。「クイーンビートル」は4月10日に博多港と門司港間に就航し,6月下旬まで月に3回運航予定です。
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>>JR九州が運用する高速船「クイーンビートル」
-船籍をパナマから日本に変更する理由-
JR九州の全額出資による船舶事業子会社の
JR九州高速船は,運用する高速船「クイーンビートル」の船籍を,今年3月にパナマから日本へ変更を予定している。
同船は,外国船籍のため国内運航は制約されているが,日本船籍への変更により,日本国内の港を結んでの運航が可能となり,活用範囲が広がる。
クイーンビートルは新型の新造船として,博多―韓国・釜山航路へ就航予定だったが新型コロナウイルス感染症拡大防止のための水際対策で,政府より国際間の旅客運送の停止要請により就航できず,現在は国内での遊覧運航に使われている。
▼リリーース
1. 船籍変更について
船籍を「パナマ船籍」から「日本船籍」に変更します。また,船籍港を「福岡県福岡市」として登録する予定としております。
3. 船籍変更を行う経緯
当社は,2020 年 3 月 9 日より新型コロナウイルス感染症拡大防止のための水際対策で,政府より国際間の旅客運送の停止要請を受けております。新型高速船「QUEEN BEETLE」は 2020 年 10 月中旬に博多港に到着したものの,福岡~釜山間の国際運航に従事できず現在に至っております。
2021 年 3 月から,国土交通省より船舶法第 3 条に基づく「沿岸輸送特許」を受け,国内遊覧を実施しておりますが,国際航路が運航できない状況が 2 年弱続いている中,国内での臨時運航などの事業可能性を広げるため,日本籍に転籍することが望ましいとの判断に至りました。
日本船籍化のメリットとしては,国内各港間の運航が可能になることなどが挙げられます。(国内運航事業の実施にあたって必要となる手続きについては,他の日本船舶と同様に行って参ります。)