三木谷さんオーナーのヴィッセル神戸 三浦監督を電撃解任
ヴィッセル神戸は20日,三浦淳寛監督(47)との契約を同日付で解除したと発表した。
開幕から4分け3敗と未勝利が続き,明治安田生命J1リーグで4分け3敗の16位低迷するヴィッセル神戸。下にはサンフレッチェ広島と湘南ベルマーレしかいない。リーグ戦における開幕からの連続未勝利を「7」とし,クラブワースト記録だった1999シーズンの「5」をさらに下回った。
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岡山県倉敷市を拠点としていた川崎製鉄サッカー部が神戸市へ移転し,いまのヴィッセル神戸にクラブ名称に変えて新たなスタートを切ったのが1995シーズン。
1995年以降で,シーズン途中における神戸の監督交代は14度目。楽天グループ創業者の三木谷浩史氏(57)が経営権を取得した2004年以降で,そのうち11度を占めている。
昨夏の記者会見で,三木谷会長はACL制覇を「ヴィッセル神戸の夢」と位置づけた上で,次のように"持続可能な神戸の未来像”を語っている。
「アジアでナンバーワンの実力を持ったクラブになるとともに,やはりサステナビリティーなチームを作っていきたい。いまのJリーグは何となくこぢんまりとまとまっている,と言うと怒られちゃうかもしれないけど,やるからには今後も積極的な投資を続けながら大きな魅力があって,コンテンツがあって,経済的にもサステナブルになっていく,という姿がヴィッセル神戸の目標なのかなと思っています」。