星野リゾートが今年4月、大阪市浪速区のJR新今宮駅前に開業したホテル「
OMO7大阪 by 星野リゾート」は、開業から3カ月間の売り上げが当初の予想より約5割増と、人気です。
日帰りでカフェなどを利用する地元客が想定以上に多く、売り上げをのばしています。宿泊予約者の65%が関西在住者。遠方への旅行がちゅうちょされるなか、マイクロツーリズム定着の現れとも見られます。
宿泊客を対象にした満足度調査では、
「都会の中にあるのに緑がたくさんでホテル内も快適。リゾート気分を味わえた」
「ホテルでは〝みやぐりん〟というガーデンエリアがとにかく広く、ここで夜に行われるピカピカナイトがすばらしかった。無料で食べられるたこ焼きと地元のクラフトビールは最高」
と、近場旅で満足さてた人が多かったようです。
星野リゾートの
OMOブランドには、
・かプセルホテル(1)
・ベーシックホテル(2)
・ブティックホテル(3)
・フルサービスホテル(7)
と4タイプあり、数字が大きいほどサービスの幅が広がります。
OMO7大阪 by 星野リゾートは、ビュッフェスタイルの朝食 などサービスと設備をフル装備したホテルで、北海道の
OMO7旭川 by 星野リゾートに続き、2軒目のOMO7です。
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OMOには、旅のテンションを上げるための仕掛けが用意されています。なかでも人気があるのが、毎日開催されているガイド付きツアーです。「OMOレンジャー」、と呼ぶ、街を知り尽くしたスタッフが街歩きをサポートしてくれ、街の素顔ともいえるディープ・スポットにも案内してくれます。
OMO7大阪では午後4時から「ほないこか、ツウな新世界さんぽ」を開催。人気串カツ店や通天閣界隈を巡り、〝これぞ大阪″を体感できる1時間コースです。
ホテル2階のパブリックスペース「OMOベース」には、ビッグサイズの「ご近所マップ」があり、ガイドブックには載っていない店を含めた60店超を紹介しています。
これまでは、とかく近寄り難いイメトジがあった新今宮界隈ですが、「町のイメージを変え、新しいビジネスチャンスを作り出していきたい」と、星野佳路代表も意欲を燃やしています。