>>福岡の老舗高級旅館 大浴場のお湯換え、年2回だけ 塩素注入も怠る
source:朝日新聞デジタル
二日市温泉 大丸別荘
NHKニュース、朝日新聞デジタルなどの報道によると、昭和天皇が宿泊されたこともある福岡の老舗高級旅館館「
二日市温泉 大丸別荘」(福岡県筑紫野市)は、週1回以上行う必要がある大浴場の湯の取り換えを年2回しか実施しておらず、塩素の注入も怠っていた。
大丸別荘の大浴場は、温泉を掛け流し、一部を循環濾過(ろか)させている。県条例では、連日使用型の循環浴槽は、すべての湯を取り換える「完全換水」を週1回以上行い、塩素濃度は1リットルあたり0・4ミリグラム以上にする必要がある。
しかし県などによると、大丸別荘は完全換水を年2回の休館日にしか実施していなかった。塩素注入も日常的に怠り、必要な濃度が保たれていなかったという。
大丸別荘では昨年、県保健所の検査で浴槽から基準値の最大3700倍のレジオネラ属菌が検出され、衛生管理状況が詳しく調べられていた。