縁起物や地元の特産品を販売する恒例の鹿児島市の照国神社の「縁起初市」は,今月12日までの4日間と,今月17日から2日間,それぞれ午前9時から午後5時まで開かれます。
照國神社の「縁起初市」は,戦前に縁起物の人形を販売していた人形市を再現したもので,毎年この時期に開かれています。
神社の境内には,縁起物のほか,地元の特産品を販売する店など30軒余りの出店が並び,海産物を取り扱う店では,日置市の江口浜で作られた特産のちりめんじゃこが升に盛られ,通常の半値近くで売られていました。
▼オッのコンボ
鹿児島伝統の縁起物で,紙で作った小さなだるまを赤,白,黄色で色づけした「オッのコンボ」も販売されました。台所に置くと,一家の無病息災や幸福をもたらすいうことで,訪れた人たちが次々と買い求めていました。
「オッのコンボ」
「オッノコンボ」
「オッノコンボ」は,鹿児島伝統の縁起物で幸せの守り神といわれています。オッノコンボは江戸時代から伝わる「起き上がり小法師」のことで,一家の無病息災を見守る神様とされています。オッノコンボは10日から今月12日までと今月18日,19日に鹿児島市の照国神社で開かれる縁起初市祭りで販売されます。
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◆照國(てるくに)神社
照国神社(http://www.terukunijinja.jp/)は,鹿児島県で1番,初詣参拝者が多い。祭神は薩摩藩28代藩主島津斉彬。文久2年(1862)鶴丸城の西域である南泉院の郭内に社地を選定し,仝3年(1863)5月11日勅命によって照國大明神の神号を授けられ一社を創建した。
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