藤井聡太竜王(王位・叡王・棋王・王将・棋聖=20)が渡辺明名人(38)に挑戦する、将棋の第81期名人戦7番勝負第1局は5、6の両日、東京都文京区「ホテル椿山荘東京」で行われ、後手の藤井が先勝した。
今シリーズは渡辺が防衛すると4連覇となり、永世名人資格(通算5期)獲得に王手がかかる。藤井奪取の場合は史上最年少7冠と同時に谷川浩司17世名人の持つ史上最年少名人記録(21歳2カ月)を更新する。
◆第1局:渡辺明名人 開幕黒星発進 最終盤の攻め合いで突き放される
序盤は渡辺が工夫の手順で先例のない展開に持ち込み、藤井が丁寧に応じる進行。第2日も夕刻まではほぼ互角だったが、渡辺の勝負手を冷静に受けた藤井が徐々に差を広げて押し切った。
――終局直後のインタビューに
・渡辺名人は「指し掛け(封じ手)のところは若干苦しいかなと思っていた。その差が結局、最後まで埋まらないような将棋だった」と振り返った。
・藤井聡太竜王は、「いいスタートを切れたかなと思いますし、初めて持ち時間9時間で対局して、8時間(の対局)とも違うなと感じたところもあったので、その辺りも次局以降に生かしていければと思います。」と、語った。
第2局は27、28日に静岡市葵区紺屋町11-1の「浮月楼」(ふげつろう)で行われる。浮月楼は、江戸幕府第15代将軍・徳川慶喜が大政奉還の後、1869年から1888年まで居住していた屋敷跡としても知られる。
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