九州北部と山口県では、線状降水帯による非常に激しい雨が同じ場所で降り続いている。福岡県と大分県には大雨の特別警報が発表されている。5段階の警戒レベルのうち最も高いレベル5にあたる情報で、福岡県や大分県ではすでに川の氾濫や土砂災害が発生していて、最大級の警戒が必要です。
気象庁によると、本州付近に停滞する前線の活動が活発になっている影響で、九州北部や中国・四国地方に発達した雨雲が流れ込み、10日明け方には福岡県、佐賀県、大分県で線状降水帯が発生するなど記録的な大雨となっている。
10日午前7時までの1時間には、いずれも福岡県が設置した雨量計で、
▽朝倉市で94ミリ、
▽八女市で80ミリの猛烈な雨を観測したほか、
▽大分県が日田市に設置した雨量計で68ミリの非常に激しい雨を観測した。