日置市 国民宿舎「吹上砂丘荘」、来年3月末で閉館へ
鹿児島県日置市は1日、市営の国民宿舎吹上砂丘荘(同市吹上)を2025年3月末で閉館。利用者減で赤字が続く中、慢性的な従業員不足と、老朽化対策など改修費に約4億円かかるとして維持を断念した。
砂丘荘は1970年12月に開設。宿泊施設や食堂、宿泊者専用の温泉を備える。赤字に新型コロナウイルスの影響が追い打ちをかけ、2022年度は一般会計からゆーぷると合わせ計約9000万円を投入した。
近くにある市営「健康交流館ゆーぷる吹上」は存続させる。宿泊は従来通り合宿など団体の利用を想定し、温泉やプール、食堂は継続する。