ドジャース・大谷翔平投手(29)が12日(日本時間13日)、12連戦2戦目となる本拠地・レンジャーズ戦に「2番・指名打者」でスタメン出場し、初回1死走者なしの1打席目に、2試合連続本塁打で先取点となる17号ソロを放った。
10打数4安打の打率4割で2本塁打を放っていた先発右腕のグレイ。打球速度105・2マイル(約169・3キロ)、打球角度26度、飛距離424フィート(約129メートル)で右中間席に運んだ。
2試合連続本塁打は、3戦連発も含むと今季4度目だが、2日連続アーチは、5月4~6日(同5~7日)に3日連続本塁打を放って以来今季2度目だ。
ロバーツ監督は「ストライクゾーンの見極めが良くなっている。それができるときは、この惑星で最高の打者だ」と復調の兆候を指摘した。
✅ 7年前 -2017年7月12日の大谷翔平-
『大谷翔平 野球翔年 Ⅰ』 292~293ページ 抜き書き
---一軍での復帰登板となった7月12日のバファローズ戦では右足の蹴りを使わずに投げていました。キャンプのときにダルビッシユ(有)さんが「こうやって投げればいいじゃないか」とやってみせた通りの投げ方でしたが、やはりリスクを避けるにはああいう投げ方をする必要があるんですか。
「できれば (右足の蹴りは)使った方がいいんですけど、ただ、右脚も右脚でこれはしょうがない状況なので、100%でやれなくても、その中でどうやっておさえるのかを考えなければなりません」
---- 左足の肉離れは完治するケガですけど、右足首の三角骨障害は手術しなければ完治しない……これからは左足より右足に気を配らなければならないのでしょうか。
「そうですね。でも痛みもだいぶ収まってますし、今は問題のない範囲になってます。ここからどうなるかってところですけど、左足のケガで休んでいたおかげで右足はだいぶよくなった感じがするので……そこだけは唯二 ケガをしてプラスになったことだったんじゃないかと思います」
---こういう状況になって、今の時点でメジャーへの気持ちに変化はありますか。
「この1年でどうのこうのという話ではないので、とくに考えてないですね。今年もまだ終わってないですし、後半の中でどれだけ自分のやりたいことができるのかということしか考えていません。来年のことは来年でまた、そういう時期が来たときに考えればいいんじゃないかなと思ってます」