六回、この日２本目の右前打を放つ大谷

　投げては７回１失点、打っては３安打１打点。「６番・投手」で先発した大谷が「二刀流」で真価を発揮し、今季最も多忙な１戦を充実した時間に変えた。

　スタメン発表で大谷の名前がコールされると球場がどよめいた。指名打者（ＤＨ）制を採用するパ・リーグ同士の試合でＤＨを放棄し、先発投手が打順に入るのは異例。これまでは体に負担がかかるという理由で避けてきた栗山監督も体が強化されたプロ４年目の大谷なら可能と判断。「もしかしたら今のパ・リーグで一番嫌な打者では」という好調な打撃と、３１日から始まる交流戦をにらんで「二刀流起用」を決めた。

　２６日に監督に伝えられたという大谷は期待に応えた。「自分で（投げる）自分を助けられる」と３安打し、自己最長となる１１試合連続安打をマーク。七回には１２点目の適時打を放った。

一切れ５万円の夕張メロンに舌鼓　尼崎のスーパーが無料試食会

過去最高額で落札された「夕張メロン」の試食会＝３０日午後、兵庫県尼崎市

　高級果物「夕張メロン」を過去最高額の２玉３００万円で落札した兵庫県尼崎市のスーパー「くらし快援隊」が３０日、うち１玉の無料試食会を開いた。北海道からの甘い"贈り物"を目当てに２００人以上が集まり、鮮やかなオレンジ色の果肉に舌鼓を打った。

　試食会は午後３時ごろスタート。１玉１５０万円のメロンにナイフが入ると、周囲にジューシーな香りが広がった。先着した３２人が、一切れ約５万円相当のメロンを試食。同市の主婦（２８）は「みずみずしくて、めっちゃ甘かった。こんなメロンは初めて」と満足そうに笑った。

　同店によると、２玉は２６日に札幌市中央卸売市場で落札した。