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カテゴリ:ただのにっき
このお盆は、何処にも行かず、だれも来ず…。 今、祖母が入院しています。 病院は市内に有るので、交通の便は良いのです。 祖母は今迄にも何度も入退院を繰り返していましたが 今回で多分最後になるだろうとの事。 か細過ぎる程の祖母の体。 胸には穴を開けられ、通された機械と共に生きている。 お見舞いに行き、そんな姿を目にする度、 毎回涙が出て来て止まりません。 おばあちゃん、貴方の目に私は写っていますか? ○○ですよ~、分かりますか? 私は色んな事を声に出し、又、心で叫び問い掛けます。 昨日は、入院後初めてご飯を口にしました。 もうずっと食べていなかったのです。 「食べる?」と聞いたら小さく頷いたので驚きました。 私はスプーンから私の気持ちが伝わる様に一生懸命祖母の口に ご飯を運びました。 祖母はそんな気持ちがわかるのか分からないのか、 一生懸命口を小さくモゴモゴとしていました。 私の差し出した小さなスプーンの4分の一ぐらいの量を5口。 全部足しても、普通にスプーン一杯分の全量。 「食べた」には入らない量なのですが、私にはそれが嬉しく、 祖母は祖母でそれはそれはとっても頑張ったのです。 私は、又又涙が出て止まりませんでした。 祖母は本当に優しい人で、今まで我侭を言ったり、他人の悪口を 言ったりした事は一度もなく、いつも、自分の事よりまず人の事… な人でした。 昔、私が帰国して間もなく、暫く仕事がなかった頃、 もう既に大き過ぎる程の私に「はい、お小遣いっ!」と 何処からともなくいつもお金を出してきて握らせてくれた。 わたしがいいからって!と言って返しても、 「お金は幾ら有っても邪魔にならないよっ♪」と茶化して 受け取りやすくしてくれた祖母。本当に有り難かった。 私と同じでうなぎが大好きな祖母。 元気になって、又一緒にいっぱい食べましょうよ。 もう少し、いえ、もっと長くこの世にいて下さい。 いつもおじいちゃんにお願いしています。 絶対、まだ迎えに来ないでねって。 そして病院の看護婦さんや先生… 何時も有難うございます。 感謝しています。 どうか祖母が1日でも長く生きられる様に お力をお貸し下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Aug 14, 2007 01:31:27 PM
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