旅日記16【青森は寒い?】
【青森は寒い?】(8:00更新)合計5時間の新幹線の旅を終えて、やっと八戸駅へ。外に出ると少しだけ肌寒かった。盛岡駅あたりで家のそばに少しだけ雪が残っていたけど、それ以外は全く見当たらず。ここ八戸駅でさえも雪というものは全く見ることは無かった。改札を出たところで待ち合わせ。青森でお世話になる方を待つ為だ。ちょっと遅れて、息を切らしながら走ってきた。「すんません。もう先生を送っていたものですから」次の日は講習会と言うことで、栽培学習会が催される。その先生を迎えに行った後で私を出迎えたところなのだとか。「ギリギリ何とか間に合いました」ほっとした顔で言うのがやっとというくらいの息の切らし方。「まだ仕事があるんで、宿泊先に行っていただいて、後でまた話しをしましょう」この方、まだ27歳。仕事は生産者が栽培したものを集めて販売するのと、生産者を引っ張っていくもの。この二つをこなしている。いや、こなそうとしていると言った方が良いだろう。父親がその仕事を始めて、同じように跡を継ごうとしている最中(勉強中)なのだ。若いからまだ思慮が足りないところがあるけれど、農産物に対する姿勢は私と同じで共通するものを持っている。年も近いこともあり、いつも仲良くさせて頂いている大切な仲間の1人。父親と一緒の仕事につくということは簡単なことではない。父は父なりのやり方や経験があり、それをそのまま受け継げることは少ない。2代目なりのやり方を見出さないといつか終わってしまうかもしれないからだ。だから今必死で自分なりの何かを探し出している途中。そんな人を見ると思わず手助けしたくなるおせっかいなショウ隊員。こちらも真剣に考えて、その人が伸びていくように進言をする。ほどなく、宿泊先に到着し、お風呂に入って待っていてくださいということに。宿泊先でご飯を食べながら相談をしたいことがあると。「分かったよ。じゃ、また後で。」そういって、別れた。この後で起こる、生きるか死ぬかの瀬戸際が待っているとも知らずに。そう、これが戦いの始まりだったのだ。