フロゥ
「・・・・・確かに・・・・ちょっと言い過ぎたわ・・・・ごめんなさい。」
ボソ・・・・
ストン
アズ
「雅璃沙様、フローラ様も今日は突然のお話で戸惑っているのだと思います。
なので・・・」
雅璃沙
「あ、分かってます・・・・私こそ・・・・ごめんなさいね、フローラさん。
確かに、いきなり私みたいなのが突然現れて色んな話を聞かされても困っちゃうもんね。
あずみさんの事はちゃんと理解出来たから・・・・・仲良くしてくれるかな?
本当は全然知らない所にいきなり住む事になったからすっごく心細かったの、でも、同じくらいの女の子が居るって聞いて正直嬉しかったんだ
これからよろしくお願いします」
フロゥ
「え!?・・・・あ・・・・あぁ、私こそ・・・・ごめんなさい」
アズ
ホ・・・・
「お互いに誤解が解けた様で私も安心しました。
これからは私が雅璃沙様のお世話もさせて頂きますので、どうぞなんなりとお申し付け下さい。」
フロゥ
「え!?・・・・・そうなの?」
アズ
「えぇ、旦那様からそのように申し使っておりますので。」
フロゥ
「・・・・そう・・・・・・なの・・・」
アズ
「雅璃沙様がよろしかったら、今後私が一輝様の事も調査して参りますので、雅璃沙様もお気を落とさぬ様に・・・・一輝様にもきっと何か急なご事情があったんだと思いますよ?」
雅璃沙
「あずみさん、ありがとうござます!
一人で探すつもりではいたんだけれども、そういってくれてとても嬉しいです。
これからご迷惑を掛けますけれども、よろしくお願いしますね」
アズ
「あ! ・・・・・は・・・はい、こちらこそ、よろしくお願い致します」
フロゥ
(~~~!
何!?何なのよあの態度は!?私の時と随分違うんじゃない!?
・・・・いやいやいや・・・・・ちょっと待って、ここでまたゴチャゴチャ言ったら大人気ないわよね。
そうよ、アズがその一輝って人に似ているからついついああいう親しげな態度になっちゃうのよね?そうよね!?
って言うか!
アズ!顔を赤らめてるんじゃないわよ!ど~~~していつまでも手を握らせてる訳!?)
アズ
(あぁ・・・・・何だか背後から不穏な空気が流れている様な気が・・・・・・。
しかし、こういう場合は~・・・・)
イライライライラ・・・・
雅璃沙
「? フローラさんどうしたの?」
フロゥ
「ううん、何でもないの、気にしないで。(棒読み) それよりもお茶をど~ぞ。」
アズ
「・・・・あ、あの、お茶が冷めてしまったので淹れなおして参ります」
フロゥ
「そのままでい~からっ 私、猫舌だし 雅璃沙さんのだけ淹れ直してあげてっ」
アズ
(あ~・・・・・)