雅璃沙
「・・・な・・・何?何言ってるの・・・?
あはっ・・・なんか・・・・今日のアズおかしいよ・・・?変だよ!?」
一輝
「だ~か~ら!
お前のそういう風に現実を受け止めないでいつも逃げて誤魔化す所に嫌気がさしたんだって!
辛い事があったら何でも『アズアズアズアズ』ってよ、俺はお前の保護者じゃねぇんだよ!
所詮は血の繋がらない赤の他人なんだから・・・・・」
パチン・・・・・パチパチパチ・・・・・
雅璃沙
「な・・・・んか変なの・・・・変だよ!?
こんなの・・・・こんなの私の知ってるアズじゃない・・・!
だって・・・・だっていつも『しょうがないな~!雅璃沙は!じゃぁ俺がどうにかしてやるよ』っていつも笑ってくれてたじゃない・・・・・助けてくれていたじゃない!」
ゴ――・・・・ パキッ パチパチパチ・・・・・
一輝
「フゥ・・・・・な~んにも知らないで・・・・ホントにおめでたい奴だな、お前は。」
ウ―――― ・・・・・・
雅璃沙
「! ・・・何?・・・・・何なの?この音?」
一輝
「・・・・あぁ、もうここもダメだな。」
雅璃沙
「え?」
バチンッ
雅璃沙
「きゃっ!」
雅璃沙
「何?どうして照明が・・・・・?」
ゴ―――― ・・・・・・
雅璃沙
「きゃ!」
雅璃沙
「な・・・に?どうして・・・・・!?どうしてここに火が!?」
一輝
「あの時と一緒だな、俺はもう行く。
お前も逃げ場を失う前にさっさと逃げた方がいいぞ?」
パチパチパチ・・・・・ ゴ―――― ・・・・
雅璃沙
「あの時・・・・?
あの時って・・・・アズがどうしてあの火事の時の事を知ってるの・・・?」
一輝
「・・・・・・・・・・・・・・・。
じゃあな。」
雅璃沙
「! アズ!待って!・・・・私を置いていかないで!!
きゃぁ!」
ゴ――― ・・・・
ウ――――――― カンカンカンカンカン・・・・・
ゴ―――――・・・・・・
パチ・・・・パチパチパチ・・・・
雅璃沙
「待って!アズ!熱い・・・・熱くて行けない・・・・そこまで行けないよ!
私も連れて行って!
アズ!」
一輝
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
雅璃沙
「アズ!」
雅璃沙
「アズ――――!!」
ウ―――――――
カンカンカンカンカン・・・・・