しろくまくん
「はぁ~、今日はさっぶ!!
昨日は真夏日やったのに、今日は10℃しかないんやろ~?いったいなんなんやろな、この異常気象は?
ここんところの悪天候の影響で野菜の価格が高騰してはるし、もうそろそろ天気や気温も落ち着いて欲しいトコロやけど、いつんなったら落ち着くんやろか~?
・・・・・・・・これも地球温暖化の影響なんやろな~、北極のしろくまはんも泣いてるっちゅうねん。
ストップ! 温暖化!! やね。
・・・・・・・・ん?」
しろくまくん
(なんや、坊(ジュエ)やないか。
こんな所で一人で何やってるんや?
・・・・・あ~!ま~た嬢ちゃん(ジョリ)に黙ってこんな遠くまでフラフラフラフラ遊びに来てしまったんやろ!
仕方ないな~、今頃嬢ちゃん慌てて探してはるで。)
しろくまくん
(お、気付いた。)
「坊~!こんな所でどないしたんや~?また迷子かいな~?
この前もあれ程嬢ちゃんが一人でフラフラ出歩くな~言うて注意したったのに、また蝶々でも追いかけてここまで来てしまったんやろ?
仕方あらへんな~、さ、おっちゃんと家に帰ろ。」
ジュエ
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
スタスタスタ・・・・
しろくまくん
(ん?)
スタスタスタ・・・・
しろくまくん
(んん!?)
スタスタスタッ・・・・
しろくまくん
(んんんん~~~!?)
ゴシゴシ・・・・・
しろくまくん
「・・・・・・・・なんやろなぁ坊、おっちゃん・・・・疲れてるんかな~?
坊がものごっついちびちゃくなってコンパクトに見えるんやけど~(当社比通常サイズより約3分の1縮んで見えます。)
・・・・・おっちゃんの気のせいかな~?それとも、おっちゃん今白昼夢でも見てるんやろか?
坊、ちょっと試しにおっちゃんのほっぺを抓ってみ?」
ジュエ
「・・・・・・・・。」
しろくまくん
「んもう!坊~!どないしたんや?ちぃとも喋らんと~!何か喋ってくれへんとおっちゃん困ってしまうやないか~!
ハッ!(゜▽゜;) あ、そっか、やっぱりこれ夢やな、だっていつもの坊だったら喜び勇んでおっちゃんの背中にドスドス乗っかってくるもんな!よし、自分でほっぺつねってみよ!」
ギュー!
しろくまくん
「いっで~~~~!なんや!普通に痛いやんか!
・・・・・という事は・・・・坊?ほんまのほんまに、こんなにチビっちゃく縮んで~~・・・・・・
!!
まさか、何か悪いもんでも拾い食いしたんやないやろな!?」
ジュエ
「・・・・・ぷ~?」
しろくまくん
「何や!? 何食ぅた!? マリオにでも出てくるような赤いカサに白いプチプチの付いたようなキノコでも食うたんか!?(マリオのきのこだと逆にデカくなるけど)
食ぅたんならすぐにゲ~しなさい!ゲ~!」
ジュエ
「げ~?あきゃきゃ!!」
しろくまくん
「坊! 呑気に笑(わろ)ぅてる場合ちゃうって~!
・・・・・・と、いうても、坊には言葉の意味が分からへんやろな~
と・・・とにかく、えらいこっちゃ!早(はよ)ぅ嬢ちゃんの所に連れていかんと!!
坊!おっちゃんの背中に乗り!」
ジュエ
「あきゃきゃきゃ!」
しろくまくん
「嬢~~~ちゃ~ん!!」