しろくまくん
「嬢ちゃん嬢ちゃん嬢ちゃん嬢ちゃん!!えらいこっちゃ~~!!」
バタ―ン!!
しろくまくん
「嬢~ちゃ~ん!!」
!?
ハァハァハァ・・・・
しろくまくん
「ヴェリタスはん・・・・・・来てはったんですか~。」
ヴェリタス
「あぁ、 今回こちらに来る予定があったので立ち寄らせて頂きました。
すみませんね、ジョリ達を迎えに来たつもりだったのに、結局またこうしてジョリ達をお預けする事になってしまって・・・・」
しろくまくん
「いいえ~嬢ちゃんにも坊にも家事やら何やら気を使(つ こ)ぅてよくしてもろうて、逆にこちらの方が申し訳ないくらいですわ~。
今回は長く居られそうなんですか~?」
ヴェリタス
「いえ、今回はあまり長く停泊していられないので、仕事が終わり次第次の国に行かなくてはいけないのですが・・・・・。
土産に珍しい菓子も沢山持ってきたので、お茶でもいかがです?」
しろくまく ん
「おお~~!!
これはまた美味しそうな菓子が沢山~わて、甘いもんには目がないんですわ~」
ハッ
しろくまく ん
「って違(ちゃ)う!!そんな場合ちゃうんですわ!!」
ヴェリタス
「そういえば、随分慌てて部屋に入ってきましたね、何があっ たんですか?」
しろくまくん
「そっそれがっせなっ背中!わてっ坊がっ・・・・・!チビっちょ!きっきのこっ」
シドロドモドロ
ヒョィ
ヴェリタス
「はは・・・ジュエ、お前随分小さくなって可愛らしくなったな~」
ジュエ
「ぷ~?」
しろくまくん
「・・・・・へ?
ヴェ・・・・ ヴェリタスはん、チビっちゃい坊を見ても全っ然驚いてないですけど~・・・・・もしかして、ジュエの坊って今までも普通に伸びたり縮んだりって事、あったりしたんですか~?」
ヴェリタス
「いえ、初めて見ましたが。」
しろくまくん
「ぶっ!
・・・・・・さ・・・・・・さすが、世界中を旅してはる海上の女名探偵と呼ばれるお人なだけあって、ちょっとやそっとの事では驚かへん・・・・
ぢゃなくて!
いくらなんでも、体が縮むのはちょっとやそっとの事ではあらへんでしょう~~!?」
ヴェリタス
「ぅむ、しろくま殿が慌てて駆け込んできてから5分程経過したとして考えて、体に引っかき傷無し、噛み傷も無し、眼球にも異常は無し、腹は張ってないし口の中も異常無し、口の周りにも何か付いているという訳でもないし、悪い物を食ったという事ではなさそうだ。
まぁ、確かに興味深い事例ではありますが、本人は至って健康ですし、ここで慌てても仕方無いでしょう?なぁ? ジュエ。」
ジュエ
「あきゃきゃきゃっ」
しろくまくん
「・・・・・・は・・・・・はぁ~・・・・・」
(このお人、あくまでも冷静や。 な~んか、一人で騒いでたのがアホみたいやわ~・・・・)
ジュエ
「く~!く~!」
ヴェリタス
「あぁ、しろくま殿に遊んで欲しいのか?いいよ、行っておいで」
しろくま
「はへ?(゚ー゚)」