ソル
「っも~~~う!」
ティムラス
!?
ソル
「そういうイジワルな事を言うのならこうしてやるっ!!」
!!
ティムラス
「っあ~~~!!何すんだ!」
ソル
「俺よりもゲームの方が大事っていうからこうなるんだぞ!?」
ティムラス
「わ!バカ!!止めろって!!今マジで大事な所なんだから!!」
ビビビ・・・・・キュン!キュン!!
ソル
「えい!うりゃ!!」
ティムラス
「マジでやめろって・・・おいっ・・・・指放せってば!
あ~~もう!!ヘタクソ~~~!!弾切れ!?早くっ早くリロードさせろ!!」
ピピピピピピ・・・・チャラン♪
ソル
「大体さっ どうせ今回の夏休みも特にどっか行ったとか珍しいもん喰ったとか無いんだろ!?
絵日記に書けるようなイベントが無かったんなら、思い出作りにクワガタ捕りくらい付き合ってくれてもいいじゃんかさっ
とりゃ!!」
俺なんか今年もスイカしか食ってないし! プールと海しか行ってないし! 仲良くなれた女の子も少なかったし! 面白い心霊TVもやってなかったし!っつ~か、しかし、最近の心霊動画はビジュアル的に怖い事は怖いし良く出来てるけど、どうしてああもあからさまに作り物全開なんだ!?超~~~つまんねぇ!
ティムラス
「絵日記って俺は今年も怪我や事故も無く無事に夏休みを過ごせて良かったと思ってるよ!
っあ~!右に回避させろってば!そっちにライフBOXがあんのに!!」
今年もスイカ食えたし!プールと海にも行けたし!プリプちゃんと1回買い物にも行けたし!心霊TVも見なくて済んだし!・・・って!・・・お・・・おばけが怖い訳ぢゃないぞ!?殆ど作り物の心霊動画が下らないだけさっ
(↑実はめっちゃ怖がり)
ティムラス
「って・・・・・あ・・・あ・・・・ああ~~~~!!」
チュドーン!
デデデデデ・・・・・テテ~!
・・・・・・・・・・・・・・・・・
― GAMEOVER ―
ティムラス
「・・・・・あぁ~・・・・・」
・・・おい!
・・・・・・・・おいってば!
ソル
「おーい!いい加減こっち向けよ~!
・・・・・何だよ?たかがゲームくらいでそんなに落ち込むか?普通~?
またやり直せば良い事だろ~?」
ティムラス
「・・・ふざけんなよ、何回もエントリーして今回やっと全国ランク10位内に入りそうだったのに・・・ここまで点数上げるのに何ヶ月も掛かってすっげ~苦労したんだぞ?もうここまで点数稼げるの、いくら運が良くても無いかも・・・」
ソル
「え!?・・・そんな大事なゲームだったの?俺、てっきり普通にプレイしてるのかと思って・・・・」
ティムラス
「・・・・・・・・。」
ソル
「でも、ほら?またやり直しはきくんだろ?」
ティムラス
「そういう問題じゃねぇんだよ・・・」
ソル
「・・・・ごめん、俺、そんな事知らなかったから・・・・。
<(・_・;)ポリ・・・」
ティムラス
「・・・・・・・・。」
ソル
「あの・・・・マジでごめん!ふざけ過ぎたよ」
シュン・・・
ティムラス
「・・・・・・・・・・。」
ソル
「ん~~~~・・・・じゃ・・・ゴメン、本当に悪い事したよ・・・・
あの・・・・・邪魔しちゃったったな。
んじゃぁ仕方ない、山へは一人で行って来るよ。」
!?
ガバッ
ティムラス
「ちょっ・・・何でそこで一人で行く事になる訳?
行くのなら誰か誘った方が絶対いいぞ?あそこ、ガキの頃親父に連れてってもらった事があるけど、結構森が深いし、今からの時間行くのなら大人でも一人だと危ないと思うし・・・・。
どうしても行きたいんなら日を改めるとかさ~。」
ソル
「え~?大袈裟だな~。
大丈夫だよ、そんな奥まで行かないつもりだし」
ティムラス
「バッカだな~!
そう言っておいて虫捕りや山菜取りに行って夢中になっている内に奥に行っちゃうから、山に慣れた登山者とかでも遭難しちゃうんだろ?
絶対ヤバイって!」
ソル
「ん~・・・・でもさ、俺のスケジュール、今日しか空いてないから今日が最後のチャンスなんだよね、だから今日に拘ってるワケ。
グズグズしてたらもうあんな立派なカブト虫捕れないかもだし、それに、俺が一緒に行きたいのはティムラスだもん」
ティムラス
「だ~か~ら~、何で俺にこだわるのよ~?」
ソル
「ん~・・・・。
いいっていいって!確かに我侭言ってたのは俺だし。
いいよ、俺一人で行って来るから。
じゃ・・・・・な。」
ティムラス
「・・・・・・・・・・・。」
僕の夏休み【3】に続く。