パシャッ
パシャッ
ソル
「皆様ぁこんにちはぁ、戦場~カメラマンの~・・・・・渡部・・・陽一です。」
パシャッ
ソル
「あぁ~・・・・このモデルカーのぉ・・・・何ともいえないフォルムがぁ~・・・素晴らしいですねぇ~・・・・。」
ティムラス
「あのさ~、そういうのいらないから
必要な所だけチャチャっと撮っちゃってもらえる~?」
ソル
「ほほぉう、ティムラス君はぁ~、普段、この様なシューズを履いているのですね~ぇ。」
パシャパシャッ
ティムラス
「だから渡部さんのモノマネはもういいっちゅうねん
・・・・もうその辺でいいんんじゃないか?あんまりあちこち撮られても恥ずかしいし」
ソル
「ん~、もぉちょっと撮らせてよ。
それにしてもさ~、ティムラスの部屋にはベッドとかデスクってもんが置いてないのな。」
ティムラス
「あぁ、それは親父がさ~、どうせデカくなったら使わなくなるし邪魔になるだけだからって言って買ってくれなかったんだよね~。
俺としてはあのベットと一緒になってるヤツに憧れたんだけどね。」
ソル
「じゃぁさ~、エロ本ってどこに隠してんの?
大体隠しておく場所ってデスクの鍵の掛かる引き出しの中かベッドの下に隠すもんじゃん?」
ティムラス
「ばっ・・・・アホか!そんなもん隠しておくか!」
ソル
「え?じゃぁ堂々と?やだっティムラス君てば大胆~!」
ティムラス
「そういう意味じゃねぇよ!持ってないっつ~の!!」
ソル
「ウッソだ~! もし本当だとしたら青少年としておかしいぞ!?」
ティムラス
「っていうか!今はそんな話関係無いだろ~!?
良いから、必要な分だけ撮ってちゃっちゃと終わらせろよ!」
ソル
「・・・・・・押入れの中、撮って良い?」
ティムラス
!!
「だっダメ! 絶対ダメ!!」
ソル
「押入れの中か~!良かった~ぁ、ティムラス君が健全な青少年で!」
ゴソゴソ・・・・
ティムラス
「ダ~!勝手に開けるな!!
だからそんなモン無いってば!マジ、いい加減にしないと本っ気で怒るぞ!?」
ドタンバタン
ソル
「だ~!分かった!分かったから退いて!!カメラが潰れる~!!
イタタタタタタタッ
・・・・とか言ってフェイント! エイ!!」
ティムラス
「あ!こら!!卑怯だぞ!!そんな事ばっかしてたら、マジでこれからトン吉(miwako勝手に命名。家にソルが3人居るので、長男トン吉・次男チン平・三男カン太)って呼ぶぞ!?」
ソル
「あ~!その名前嫌だって言ってるのに~!!」
ドタンバタン
バタン ドタン
・・・・・・・・・・
ハァハァハァハァ・・・・
ソル
「・・・・っていうか・・・・写真撮るだけなのに、何でこんな疲れる事に?」
ティムラス
「ソ・・・ソルが・・・・人が嫌だって言ってるのに、無理にあちらこちら探らかそうとして・・・・ふざけてばっかいるからだからだろ~?」
ソル
「あ~・・・・もう疲れたもうマジで無理。さっさと写真を調べて後は落ち着こう~。」
ティムラス
「・・・・そうしてくれ。」
ソル
「と、いう訳で、仕切り直してぇ~。
おぉ!さすが一眼レフ。遠くの物から近くの物までバッチリクッキリ綺麗~♪
さてさて、何か出てくるかな~?」
ティムラス
「・・・ま、まぁ、きっと何も写ってはいないと思うけどね~・・・。
っていうか、その口ぶり、何か写ってる事を期待してないか?」
ソル
「えぇ~ぇ?そんな事ないよ~ぅ ヾ(≧∇≦)ゞヤダナァ~ 」
ティムラス
(いや、期待してる!絶対期待してるって!ったくもぅ!人の部屋だと思って~やっぱりソルってこんな奴)
ソル
「んっと~・・・・う~ん、今のトコ、別に変わった所無いね~。
また最初から見直してみようか?」
ティムラス
ホ・・・
「そりゃぁそうだろ?だって心霊写真なんてそうそう撮れるものじゃないし・・・何回見直しても無駄だと思うよ?」
ソル
「いや、でも結構写っちゃう事多いらしいよ?
これマジ実話なんだけど、miwakoさんご一家が数年前旅行に行って帰って来てからデジカメで撮った写真を現像してみたら、某施設内で撮った写真にオーブ(光の球、人の霊魂だと言われているらしい)らしきものが写っていて、泊まったホテルの部屋と自宅の和室でも画面一杯にオーブが写っていたらしい。
数枚撮れた写真のオーブの位置や数がバラバラだったから水しぶきや埃とは考え難いってさ~。」
!!
ティムラス
「だからっそういう事言うの止めろってば~!」
ソル
「何だよ~、そんなビビる程の話しじゃないじゃん。
大体さ~・・・・・ん?」
ティムラス
「!? 何?」
ソル
「えっと・・・・これって~・・・・」
キョロ (・_・; ) ( ;・_・) キョロ
ティムラス
「・・・ま・・・またそうやって~! その手にはもう乗らないからな!
」
ソル
「イヤ、違う違う、マジマジマジ!
ちょっとコレ見て?ここの所・・・何か変じゃない?」
ティムラス
「ん~?ハイハイハイ、何~?」
(今度またふざけたらグーで殴ってやろう)
※注 例え相手にムカついたとしても、倫理的・道徳観念に背く行為なので人を殴るのは止めましょうね。 ソル
「この葉っぱみたいな奴、さっき二人で見ながら写真を撮ってたけど、緑の物なんて無かったよな?」
ティムラス
「!? 確かに・・・緑のやつがあるな?何だこれ?
俺、部屋になんて観葉植物とかも置いてないし・・・・」
ソル
「ほら、写真の所、今は何も無いだろ?」
ティムラス
「あ・・・・あぁ、で・・・でもさ、見間違えとかって・・・・」
ソル
「いやいやいや、こんなハッキリ写ってるから見間違いはないだろ?もう1回見てみ?
よくよく見てみるとさ~、ホラ、ここの所、人の顔に見えねぇ?」
ティムラス
「え!?」
ソル
「ほらぁ、真ん中のトコロが肌色で~、ここが目だろ?ここが口だろ?」
ティムラス
「 ヒクヒク・・・・」
ソル
「て事は・・・・・」
ソル
「心霊写真ではなくって、都市伝説の10cmおじさんの方だったのか!?」
やた! v(* ̄▽ ̄*)v これでTVに送れるぞぅ!♪
パァ~(*@ ▽ @*)~~(←めっちゃ嬉しそう)
※ 10cmおじさんとは・・・
最近10~20代の若者の間で目撃情報が多数寄せられている体長10cm程の小さな謎のおじさん。
私も是非とも会ってみたいものだ・・・・。
ティムラス
「イ~~ヤ~~!!!」
ソル
「ティムラス!?」
ドールストーリー【冬の夜長の・・・・・・?【6】】に続きます。