普段あまり漫画は読まない。
なぜなら読み始めるとハマってしまうからだ。
いったんページを開くと最後まで読まないと気がすまない。
最新刊まで読み続ける。
そんな融通の利かないわがままな性格である。
しかし、昨日なんとなく空いた時間に兄の漫画を拝借した。
『医龍』
今、TVドラマでも放送されている原作のマンガ。
バチスタという難しい心臓の手術を行える日本で唯一といってもいい
無鉄砲だがスゴ腕を持つ、天才医師浅田が主人公の物語。
そして、これもおもしろいと勧められたのが、
昨年(?)ドラマ化されたマンガ、
『ブラックジャックによろしく』
まだ半人前ともいえないような研修医斉藤の医療という現場での葛藤、
そして戦いを描いている。
どちらも医療という現場、しかも大学病院が舞台である。
しかし、両者はまったく違う視点での描写なのだ。
前者はとにかくスカッとするのだ。
爽快感がある。
スピード感がある。
現実にはないかもしれない、理想かもしれないが、
なんとなくスーパーマンを見ている気がする。
後者では、とても現実的。
人間とはいったい何なのか・・生きることと死ぬことは何の意味があるのか・・
答えが出るわけではないが、
考えさせられる。
研修医の葛藤、患者の葛藤がまさに自分のモノのような気がしてくる。
人間臭さを感じるという点では後者のほうが上ではないだろうか。
ちなみに研修医の斉藤が『医龍』に出てくる研修医伊集院とダブって見えることもある。
駆け出しの時期は皆悩み葛藤を抱えるものなのだろう。
その時期にどんなモノ、人と出会い、
自分の力や考え、価値観を正しい(何が間違っていて何が正しいというのはおいておく)
方向へ向かうのかが決まるのかもしれない。
個人的には『医龍』が好きだ。
何せ格好いい。
天才は天才を呼ぶ。あんなチームがあったら是非頼みたい。
だが、「ブラックジャックによろしく」始めはただ読んでいた
でも・・
6巻あたりから始まる話の結末
(8巻まで)号泣。。。
とにかくただただ号泣。
マンガでこんなに泣いたのは『ベルサイユの薔薇」以来かも。(笑)
ああ・・まだ課題も山積み・・・。