夢と健康そして感動を売る便利屋さん

それは、沼津へ釣りに行った時に起きた！

いつも通り、場所取り（釣座確保）の為深夜０時に家を出て

木負（きしょう）堤防に２時に到着。

どしゃ降りの真っ暗闇の深夜２時、支度をして釣座まで300ｍ位の距離を

歩いていると、私の左後ろを歩く足音が『ザッ！ザッ！ザッ！・・・』

傘にあたる雨音『バラ！バラ！バラ！バラ!・・・』

最初はただ単純に私達の釣果を見た方が私より先に場所取りしようと

あせって行こうとしているものと思っていた

足早に向かうとその足音も早くなる、足を止めると足音も止まる

エッ？何だこいつ！と思っている時に、ふと思い出した！

『ヤベエ！』これは釣の師匠、御殿場の武藤さんから聞いていた幽霊！？

『まさか!』と言い聞かせながらも釣座には到着した

でも俺は振り返る事も出来ずに固まった

背後に誰か立っている・・・・・それも近い

息を殺して心の中で何度も訴えた『消えてくれ！消えてください！』と

すると背後から左に移りはじめ・・・距離にして１ｍくらいか

見たくない！会いたくない！消えろ！消えろ!消えろ！と

すると今度は真正面に移動しはじめた・・・

もう駄目だ！多分殺される時の命乞いする感じに似てるいると思う。

観念した俺だったが開き直り度胸を決め、恐る恐る頭を上げ

真正面の物体を足元から見てみた！

堤防4本目の電灯の薄明かりに写しだされたのは

真っ赤なレザーのミニスカートの女性！でも影で顔は見えん

『でも！何で？？？』恐怖感と安堵感、一瞬の間に複雑な心境が交差した

気持ちのどこかにあったのは『オー！』とか『やったー！』と言う

エロ親父としての情けなさ（すみませんﾐﾆｽｶﾌｪﾁかも）

すると今度は声をかけてきた！

『何やってんですか？』明らかに男の声です。
　　　　　　　　　　　　　　　（こち亀の両津巡査に似た）

『えっ！おとこ?』

直感！した、うわさに聞いていた女装癖の親父じゃ～！

かと言って油断すると何をされるかわからん！2度目の恐怖が！襲う！

また『何やってんですか？』と聞かれ

昼間なら『見りゃ分かるだろ!（怒）』と答えるを

その恐怖から安田大サーカスのクロちゃん張りに声がひっくり返り

『釣に来たんですよ！～』と答えると

『何が釣れるのですか？』

『クロダイで～す』と、50歳の俺がテンション高く答えてしまった

いっその事、顔見てやれ！と懐中電灯を出し明かりをつけようとしたら



態度急変、髭面見られるのが嫌なのか慌てて逃げるように消えて行きました。

釣歴21年の中で体験した本当に起きた怖い話です。

皆さんも沼津で釣する時は要注意！

懐中電灯は必携です。