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2011.10.02
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カテゴリ:家族
8月半ばから入院している爺ちゃん。
パジャマも長袖が必要になってしまった。

肺気腫で入院したと思っていたら、検査続きの日々のおかげで出るわ出るわ、たくさんの病名をいただいてしまったのだ。
まず1月ほど前に肺気腫から肺水腫になり(1度溜まった水は抜いてもらったが…)うっ血性心不全と言われた。
その後、利尿作用のある点滴のおかげでかなり浮腫もひいた。
それでも尿に潜血が見られたので腎生検を行った。
丸2日は絶対安静。
起き上がることもできず、じっとしているのが苦手な爺ちゃんは辛そうだった。

ただ、治療期間が長くなりそうと言うことで、9月半ば過ぎに2人部屋から8人部屋へお引越しさせてもらえることになった。
だって、そのままでは差額ベッド代が毎日1万円かかってしまうのだ。
とてもじゃないけれど年金暮らしの爺ちゃんにとってそれは払いきれない(いや、払えたとしてもなんかもったいない気がするじゃん?)。

8人部屋にお引越しは良かったんだけど、ベッドの幅は狭くなりトイレはちょっと遠くなってしまった。
でも窓際だし洗面もすぐ前にある。
移動用のボンベも用意してもらって、退院してからもきっと酸素療法は続けないといけないんだから準備段階としてはいいのかもしれない。

でもまた浮腫がひどくなってしまった。
薬を変えてもひくことはなかった。
そしてまた検査の毎日。
血液検査に尿検査、X線にCT。
鼻からは酸素の管、腕には点滴。
相変わらずだ。

夏休みが終わってからは、水曜日と日曜日に爺ちゃんの病院と実家を行き来するようにしている。
先に病院に寄って、爺ちゃんのリクエストがあればそれに応える。
実家ではひたすら退院後のことを考えて片付けや掃除、模様替えを1人でできるだけやって、また病院に寄って帰ってくる。
季節も変わり半袖パジャマから長袖パジャマに交換し、カーデガンも1枚。
テレビもテレビカードがすぐに無くなるからラジオも欲しいと言われ、先週持って行った。

今日はカーテンを秋冬仕様にしてきた。
レースのカーテンも洗濯して室内に干してきた。
12年も前に亡くなった婆ちゃんの洋服もいまだにタンスの中に入っていたのでソレも片付けてきた。
(実はまだ2階のタンスは片付けてないので婆ちゃんの物はまだまだ出てくる。)
仏壇の婆ちゃんが着ているワンピースもそこにあった。
お線香をあげながら、ちょっとさびしい気持ちもあったけど、爺ちゃんの余生のためには少しでもいらないものを片付けないといけないからねぇ。。
そう呟きながら袋にしまってたら婆ちゃんと一緒に片付けてるような気持になった。

そして今日は腎臓内科のドクターから話を聞く機会があった。
爺ちゃんの病名、さらにパワーアップ。
CODP、右心不全 、クリオグロブリン血症、SLEの疑い。
なんだか、もう大変な感じなんだけど、爺ちゃんそのものは顔色もそう悪いわけではないのだ。
食欲も普通にあるし、むしろ病院食に物足りなさを感じるらしい。
会話も息切れはするけどいつも通りの爺ちゃんなのだ。

で、腎臓なんだけど機能はいたって正常。
でも潜血があるということで調べてみたらこんな結果になっちゃった。
治すには血漿交換療法(人工透析でタンパク質の一部を入れ替えていく)とステロイドの内服治療をすすめられたのだ。
その説明をするにあたって、爺ちゃんではよくわからないし、血液製剤を使うしカテーテルも入れなくちゃいけないし、新たな診療も始まるので同意書も必要になるしで先週からドクターは私と話をする機会を設けたいと言っていたのだ。
別に私も医学的なものなどさっぱりわからないけれど、爺ちゃんよりは説明されたことに理解はできる。

話の内容をかいつまんでみると、肺水と腎臓関係の病気との関連が明らかではないので必ず治るとは言い切れないらしい。
1つの段階としてリスクは大きいけれど、試す価値のある治療法としか言えないのだそうだ。
だから、いやなら受けなくても構わない。

悩むところなのだが、爺ちゃんも私もとりあえずやってみなくちゃわからないなら、やってもらおうと意見も一致したので、同意書に署名してきた。
もし、治療法がうまくいけばかなり爺ちゃんの呼吸は楽になるはず。
浮腫も無くなるだろう。
でも、回復が見られない場合にはその治療は中止するとのこと。

水曜日には呼吸器のドクターからの説明がある。
その説明によって透析の治療もパスして退院を早めることも可能とのこと。
本当は早く自宅に戻りたい爺ちゃんの気持ちを考えると、それもアリかなとは思うのだけれど、退院したらまた一人暮らしで今まで以上に不便で大変な生活が待っているのだ。
離れて暮らしているとそれはそれで不安のタネだったりする。

つづく。。。





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Last updated  2011.10.03 00:47:13
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