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近所の小学校が、PTA教育講演会を開催した。普段は他校の催しに参加することはないのだが、今年は「被爆ピアノからのメッセージ」と題し、64年前に広島に投下された原爆の被害に遭ったピアノで奏でるコンサートが行われるということで、子供たちを連れて出かけた。
ピアノの調律師Yさん、現在4台の被爆ピアノを所有している。今日のピアノは、その中でもっとも爆心地に近い(1.8キロ)場所で被爆したものだという。80才になる女性が、「私はもう高齢なので、このピアノをあなたに託します」と、Yさんに引き渡したとのこと。 そんなYさんの短い講演の後、ピアノ演奏をバックに、実際にある被爆ピアノの絵本の読み聞かせ、そして、地域のプロのピアニストの演奏があった。 閉会後は一人ひとり、ピアノに触れてみることもできた。爆撃のガラスの破片が刺さった後も残されており、それは原爆資料館で見る悲惨な蝋人形の姿を思い出させた。 ありきたりの講演会は必ずどこかで睡魔に襲われるが、本日の講演会は退屈することもなく、また、じゅうぶんメッセージの伝わる内容で、感動した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年09月13日 18時58分41秒
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