ひとりになって考えること。
ふと、学生時代いろんなことを考えていたことを思い出した。一人暮らしをしているともちろん、ひとりになる時間が多い。そういう時に、いままであまり考えなかったような、しかも明確な答えが見つからないようなことを考えた。人生について、恋愛について、勉強について、世の中・社会について、など。他にも考えただろうが、多くて思い出せない。高校を卒業して、やっと自分の好きなことができると希望を抱いていた大学への進学がうまくいかず、大学に入ったもののやりことはできず、いつかは必ず辞めてやると心に誓い、自分の周りのあらゆる環境に対して、気持ちの中でとにかくこの世の中に反発や疑問を抱いていたことが関係していたと思う。部屋を暗くして、その暗い部屋でひとり考えた。人生人はいつかは必ず死ぬから、いまやっていることは無駄になるのではないか。人は死んだらどこへ行くのか。何のために生きているのか。恋愛なぜ人を好きになるのか。なぜ別れるのか。別れるんだったら最初から付き合わなければいいのに。どうせ別れるのになぜ付き合うのか。付き合ってて本当に楽しいのか。勉強いまやっていることは果たして何か意味があるのか。将来、これが役立たせないのなら、やってて意味があるのか。世の中 社会自分の周りの人間がみんなバカだ。賢いのは自分だけだ。何が楽しくてみんな生きているのだろう。人は何を考え、生きているのか。きちんと物事を考えて生きているのか。自分勝手なヤツばかりだ。薄っぺらい人間関係で本当に信じられる人はこの世の中にいるのか。自分将来自分のやりことができているか。できなかったらどうすればいいか。将来どんな人と付き合うのか。これからどんな人とめぐり逢うか。将来どんな家族を築いているか。真の友人はできるか。これから自分はどうなるのか。いつ死ぬか。自分は他の人間とは違うんだ。授業中も、当時流行っていた歌でその時の自分の心境にあった歌詞をノートに書いたり、自分で考えたことをメモしたり。暗い自分の部屋で音楽を聴いたり。学校を辞めたいとただひたすらそれだけを考えて過ごしていた。そのことがあってか、いまよりチャレンジ精神は旺盛だった。とにかくやってやろうと。新聞や雑誌などで興味がある記事などがあれば、実際に足を運んでみたり、やってみたり。断然いまより自分で自分を律していた。いまも一人暮らしをしている。学生時代のように、「考える」ということはいまはしていない。しかし、時には、当たり前のように送っている生活の途中で立ち止まって、あの時のように考えてみたい。