「そうだ 京都、行こう」レポート その2
その1を書いてからしばらく経ちましたが、第2弾をお送りいたします。神護寺の続きでしたね。神護寺の参道を上がって南大門まで来たところでした。その中に入ると、人気の無い静寂な伽藍でした。さすが山岳信仰と思わせます。伽藍自体が決まった配置になっていないかのようで、どこまでが寺域でどこからが山なのかと思えるようなところです。寺域の奥に進んでいくと、このような崖下にかわらけを投げるところがありました。 2枚で100円です。願い事をしながら投げると叶うというものです。このあと金堂へ。この金堂には国宝の薬師如来像があります。中は暗くてあまりよく見えませんでしたが・・・。神護寺薬師如来像は、8C末に造られた像で、日本史では弘仁・貞観文化といわれる文化のものです。さらに、南大門を入ってきて、かわらけ投げに向かう途中にあったんですが、通り過ぎたものに、こんなものがあったので行くことにしました。和気清麻呂の墓に通じる道です。神護寺には和気清麻呂の墓があったんですね。知りませんでした。勉強になりました。和気清麻呂といえば、769年に起こった「宇佐八幡神託事件」ですね。法相宗の道鏡という僧が、天皇の位に就こうとしたのを和気清麻呂が阻んだという事件です。墓の入口から5分は歩いたでしょうか、もし途中で何かあっても誰にも気づいてもらえないようなそんな静かな山のある一画にありました。ここを見て、神護寺をあとにしました。そしてそのまま歩いて次の寺へ。