㈱FPコンサルツ広場　FPの幸せ探検隊

衣食住のうち一番厄介なのが住である、住の中でも一番困るのが入浴なのだ、

汚い話で申し訳ないが排便は船尾にウンチングボックス（正式名称はわからない）が船尾にせりだしていていわゆる垂れ流しだった。

入浴はさすがに海水でと言うわけにはいかない、身なりは海賊みたいだが人の子である、時には熱い湯に浸かって一日の疲れを取りたいものだ。

立ち寄る島によっては銭湯もちゃんとある、そんな島を見つけるとみんなが安堵の息をつくのだ。
しかし、地獄はここから始まる、何日も太陽にさらされていると日焼けが尋常ではない、顔の皮がむけるのは当然だが、厄介なのは目の下の血管の部分は体温で冷やされているため黒い皮が残ってしまいインデアンみたいな形相になる。

こんな格好で銭湯に行くと「公衆衛生法の第何条で入浴は許可できない」と言われる。
海上保安学校の学生だと言い張ってみても丘の上では通用しない。

銭湯はあきらめて国民宿舎のような場所を探しやっと入浴できることになった、なんと難儀なクルージングである。

見も心もリフレッシュして次の目的地に向かうのだがその日の夜この航海で最大の恐怖を味わうことになるのだ。

つづく