㈱FPコンサルツ広場　FPの幸せ探検隊

今はどうか分からないが３０年前の海上保安大学校は旧日本海軍の伝統を継承していた。
全寮制で起床は６時半（フタヒトサンマル）
その１５分前になると校内放送で「総員起こし起床整列、総員起こし起床整列」と２回連呼がある。

フタヒトサンマル校庭集合の意味は黙っていてもフタヒトフタゴーには整列していないといけない、これを５分前の精神といって叩き込まれた、だから今でも待ち合わせの時間には５分前にまでに来ていて待機している。

ベッドは合衆国進駐軍が使っていたベットだった、もちろん今は整備され航海シュミレーターまで配備されているようだ、シーツにしわがあるとベッドに帰ってみるとひっくり返されていた。

海上保安庁職員は公安職で司法警察員の資格がある、従って警察権があるので海上では権力を持っている犯罪の端緒を感じたらいかなる船も停船命令を出し乗り込んで立ち入り検査ができる。

もちらん職権乱用にならないように行政するが海上では相当な権力がある。

海上保安大学校卒業生は「３等海上保安正」という階級になる、警察でいえば警部補だ。
２等海上保安正で警視、１等海上保安正で警視正と同じだ、だいたい４０歳前でこれになる。

２５歳の女性保安官が巡視艇の船長となり１０人ぐらいの部下をかかえる、海上保安庁にいる限りエリートコースまっしぐらである。

でも気の弱いやつは現地の猛者にいじめられるらしい、年上の部下にいじめられたという話は僕の耳にも入ってきた、徹底的に高圧的に出ないとなめられることになる。