㈱FPコンサルツ広場　FPの幸せ探検隊

島根県立美術館のカフェテラスから見渡す宍道湖

島根県に宍道湖という日本で７番目に大きな湖がある、山陰と言うとさぞやきれいな湖を想像されるだろうが水の透明度は１メートルもない。

東西約１７キロ、南北６キロ、周囲４７キロの楕円形の湖だ。
周囲が民家などに囲まれており水の循環が出来ないし、生活排水の影響で富栄養化現象が起こっている。
それでも、生物は住んでおり全国のしじみの４０％がここで取れるという。

水深は５メートルほどしかなく早朝からしじみ取りの漁師が長い竿を使って湖底をあさっている。実はこのしじみ漁、結構なお金になるのだ、宍道湖では黒いダイヤと言われている。



天明時代、大事業が行なわれた、この宍道湖から北の日本海まで運河が掘られたのだ。
「佐陀川」と言うが現代のように機械を使わず人力だけで掘ったのかと思うと気が遠くなる。

最近では、東の中海と合わせてラムサール条約に登録され貴重な湿地帯として保護されることになった。