子供がいるということ
お偉いさんの、「女性は子供を産む機械」発言で世間は大賑わいですね。あーぁ、言っちゃったよって気分です。間抜けな人だなぁと呆れちゃいました。私は子供を生む前はすごく不安でした。体も丈夫なほうではなかったし、きっと子供を産んだら仕事は続けられなくなると思っていました。その頃は仕事ももっと楽しく感じていましたし、たくさん研修会にも参加していました。趣味も充実していて、友達と食事に行ったり旅行したりと、好きなことをできました。今は、そんなに頻繁に友達と食事にも行けないし、以前好きだったこともほとんどやれないし、遠出の旅行もぐっとへったし、何より自分の時間がなかなか取れなくなっています。それに、仕事も出産前よりもずっとずっと忙しくて上の考え方も変わってしまって、やりづらいし。「・・・子供がいないほうがよかった」なのにそう思ったことは一度もありません。本当に子供がいないほうがよかったって思ったことがないんです。生む前は、きっとそう思うんだろうなと考えていました。でも、どんなに忙しくても、きつくても、泣きそうでも子供がわがまま言っても、大泣きしても、やっぱりそう思わないんです。そればかりか、今は楓奈がいない生活が耐えられません。楓奈が生活の活力になっています。仕事のストレスも楓奈の顔を見るとふわっと軽くなるし、旦那さんと険悪なムードが漂っても楓奈の笑顔やしぐさで、仲直りできちゃうし。楓奈が私たち夫婦を選んでくれて本当にありがたいと思います。そして、子供がいるからいろんなことができないんじゃなく、子供がいたっていなくったって、本当にやろうと思えばやれないことはないんじゃないかと思います。子供を理由にできない自分を正当化しちゃいけないなと最近つくづく感じます。私にとってはなくてはならない存在であり、楓奈が生まれて初めて満たされたような気持ちになりました。特等席で絵本を読んでいます