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カテゴリ:ご異見攻酷
先週の金曜日、退勤後本屋さんに。 特に買いたい本はなかったのだけど、バンコクのガイドブック(今度週末旅行でムエタイ見に行こうと思ってる)と、春樹氏の文庫本を買いました。 大きい本は重いし、『1Q84』(だっけ?)は買いません! ちまちましく文庫本ですよ!! 売ってやれ魂胆丸見えで『1Q84』が置いてあって、その周りに文庫本が沢山沢山。 あれ? 「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」は今まで少なくとも3セットは買ってるはずなのに、結局誰にあげちゃったんだろう・・・? なんとなく、『約束された場所で』を購入。 本当になんとなく、ね。 で、帰宅後、おもむろにテレビつけてニュウス見てたら、 「明日は地下鉄サリン事件から丁度15年目です」 って。 あ! なんて偶然!! 「約束された場所で」は、地下鉄サリン事件を受けて、春樹氏が「オウム真理教に属していた人たち」にインタビューをして、それをまとめたもの。 最近こんな『分かりやすい啓示』が多いなぁ。 そっかぁ。もう15年なんだなぁ。 オウム真理教が今どうなってるのか、ジョウユウ氏が今何しているのか(あ!この前mixiで見た!)、裁判の結果がどうなったのか、まだ気にしている人ってそうそういないだろうね。ワタクシを含めてさ。 でも、もう一度「オウム真理教的なもの」とはなんだったのか、なぜ必要だったのか、何が求められていたのか、それを考えないとイケナイんじゃない? って思いましたよ。 『オウム真理教』に入っていく人たち、このインタビュー集を読んでいると、殆どの人たちがスルスル入っていってる。 入信後2ヶ月で出家? そんなのアリなのか??? なにか「分かりやすい『流れ』」ってのがあったハズなんだよなぁ~ 確かに「初期オウム真理教」は、チベット密教(仏教ではなくて密教)やキリスト教とかイロイロ取り入れて、かつヨーガしてたって話は聞いたことある。下心の塊だろうけど、猊下にも謁見賜ってるしね。 それが「外に共通の敵を作る」ってイチバン簡単な組織のまとめ方しか出来なくなっちゃって、で、サリン撒いちゃったんだよね。 ・・・やっぱわからん。 村上氏が話していたのだけど、 「当時の教祖が出した『分かりやすいストーリー(日常に馴染めないことの肯定→受け入れ→選民意識→解脱)』は大きなカリスマを発揮し、最終的にはストーリーが本人に制御できない状況になった」(←スタンド・ペルソナ暴走状態) ってトコ、コレは示唆に富んでいる。 『宗教天国』でありながら『宗教アレルギー』の日本人、現実の生活・社会に馴染めないときって『逃げ場』がないんだよね。 その『逃げ場』『受け皿』ってのが必要なんだなぁ~ って。 いわゆる「社会不適応者」にも『居場所』を用意しないと、無垢なパラノイアが集まって、とんでもない負のベクトルが生まれちゃうんじゃあないのかなぁ。 社会不適応って言ったって、いろんなのいるしね。 大学の中で研究してスゴイ成果上げてる人たちだって、結構ソーユーの多いよ。 オウム真理教もそうだったらしいじゃん。ね? (まぁサリンなんて、化学勉強してる学生なら普通に作れるけど) じゃあ逆にその『受け皿』を用意することで、世界の平衡って保てるんじゃあないかなぁ? って言うと、『大学』ってスゴイシステムで、間違ったらオソロシイ事しでかせる能力持った人達を『透明な箱』に入れて、その能力を世の為に使っていきましょう、って感じだよね。 まぁそんな『能力ある人達』ってのはごく一部だろうけど、『その他の人達』のことも考ないと。 それが今後の日本の(世界の)智慧の出しどころだと思う。 皆ができるだけシアワセになるためには、「不幸せにならない仕組み」も必要だ! 「オウム真理教とはなんだったのか」「信者はどんな救いを望んでいたのか(あるいはどんな苦がなければいいとおもっていたのか)」を見直さなきゃ。 まぁ自分なら分かると思うんだよね~ 基本的に「ソノ流れ」に乗っかれる人ですから。 (今は非常に社交的だけど)恐ろしく内向的で、(今は神秘主義は不要と思ってるけど)神秘的宗教マニアだったし、一応『能力』持ってますからね。 『ミイラ取りがミイラになる』事がないように注意を払いながら進めます! 最後に確認だけど、「人を傷つけること」には全然同調しませんよ! 例えば「これから大量殺人を起そうとする人を止める為に殺す」ことも否定したい。 『殺す以外の方法』を、智慧を身に付けることによって編み出せるようにならないと! (↑まだまだ問題は先送りだ・・・ 先は長い!!) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/03/22 01:21:30 AM
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