ちょっと進歩、M57
桜開花の直後から、強風と雨が続き、今年は花見をするチャンスがほとんどありませんでした。雨はもちろん、強風も、天体写真の天敵です。4/14土曜日は、午前中雨、午後から晴れたけど強風。でも、週末しか望遠鏡を組めないので、敢行!です。 前回の失敗を糧に、今回は鏡筒バランスをしっかり取り、f500ミリを撮影用に、f1500ミリをガイド鏡に設定しました。それでもちっともうまくいかないので、暗がりの上、涙で滲んだ目でばらして片付けようとしたとき・・・・。オートガイダーとスターブックの接続が間違っているのが見つかりました。 Vixen STARBOOK と celestron NexGuide の組み合わですが、オートガイダーのケーブルが、STARBOOKのAUTOGUIDERジャックではなくLANジャックに・・・。そりゃぁ、うまくいかないよね。 気を取り直して、先週失敗に終わったM3へ! 写真はトリミング後ですが、これならいける、と気をよくして、M57へ目を移す。 10分のノータッチガイドで、これなら、いいぞ!でも小さいな。 やっぱり1500ミリで撮ってみたい。 500ミリのガイド鏡で1500ミリをガイドするのは無理があるってことか。 MC127Lマクストフカセグレンは、軽くて短くて、眼視には最高、と思っていましたが、ピント出しが難しく、写真には向かないか?これなら500ミリの写真をトリミングした方が、きれいに行きそうな気がする。 20年くらい前に買ったFC60ですが、さすがフローライトです。拡大してもきれい。 最後にデネブ周辺を狙ってみる。 10分露出の、NexGuide でノータッチガイド、ガイドもうまくいったみたい。フローライト特有の輝星の周りの青い滲みは、昔から奇麗だなぁと思っていたので、個人的には気にならない。でも改造してないデジカメでは、赤外線星雲(北アメリカ星雲)は影も形も写らないなぁ。 サブスコープ用に、と昔買ったFC60が、ようやく写真性能の本領発揮!です。 ようやく、自分の機材のセッティングがわかってきました。これからどんどんいろんな対象に挑戦しようという気になってきました。撮れることが分かってきたので、次は画像処理にも挑戦したい。 撮影機材、赤道儀:Vixen SXD 撮影:高橋製作所FC-60(D=60,f=500,レデューサーなし) ガイド鏡:Vixen MC127L(D=127,f=1500) オートガイダー:celestron NexGuideカメラ:Canon EOS Kiss X4(未改造)=赤外線不透過フィルターをはずしていない、電器店で買ったときのまま