M58周辺・・・初めてのRAW現像
デジカメで天体写真を撮り始めたばかりのころ、RAW保存して画像処理をしてみても 露出不足の写真やISO6400の写真では、その違いがわからず JPEGでいいや~と思っていました。 そのころ使っていたソフトは、デジカメ付属のCanon Digital Photo Professionalでした。 せっかくステライメージを買ったのに、ほとんど活用できないでいますので、 どうせならRAW現像してみよう、と思ったわけですが、 JPEG保存で付いて回る、圧縮ノイズ・カラーノイズが激減し、色の再現もきれいです。 ダークノイズリダクションもきっちりできることがわかり、 やっぱりRAW保存がよいのだなぁ・・・とあらためて思い直しました。 問題は、ステライメージで5184×3456ピクセルの写真を開くと、すぐにメモリーがいっぱいになり 処理できません、と出てしまうところです。 アストロアーツさんは、仮想メモリーを使えるようにしましたから、と仰るので 最新版のアップデートをして使ってみましたが、 そのサイズの写真では、まとめて現像できるのが4枚まで。 8枚の加算平均コンポジットも、メモリー不足で、できません・・・ どうすればいいのでしょう? 宝の持ち腐れ?? 結局4枚づつRAW現像して、すべてを一旦最高画質のJPEG画像で保存して、 Photoshop Elementsで、手動でコンポジットしています。 いつになるかわかりませんが、現在使っているPCを買い換える時は、 めいっぱいメモリーを増設することにしよう、と心に誓っています・・・ で、処理したその写真ですが、M58周辺(IMG_5596) posted by (C)ホシミスト_3013Takahashi SKY90(D90f407RD)Astronomik CLS-CCD-EOS-Clip filterCanon EOS Kiss X4(Ir) ISO3200 8分×8コマ+DarkFrame×1(RAW)Vixen SXD + Celestron Nexguide + FC60(D60f500)2014.03/28 自宅庭よりステライメージでダークフレーム減算RAW現像(ガンマ3.01)Adobe Photoshop Elements で2枚づつスクリーン合成、4組をコンポジットFlatAide 使用トリミングなし もう少し拡大して、一つ一つ銀河を撮って行ってみたい、との衝動にかられますが、 現在の私の機材で、きれいに撮れるのは、この焦点距離のみ。 おとめ座銀河団の勉強を始めたばかりですから、ファインディングチャートにいいじゃないか、 というスタンスです。 いつか長焦点や、冷却CCDで大きく撮れるようになった時に、きっと役に立つはず・・・ ということなら、天体の番号もしっかり書いておかなきゃ。 滝星図を開いて、一つ一つ確認して行った結果、下の写真のように理解しました。 ちなみに下の写真はこれまでやっていた、JPEG保存画像の、画像処理結果です。M58周辺(IMG_5596)名前入り posted by (C)ホシミスト_3013Takahashi SKY90(D90f407RD)Astronomik CLS-CCD-EOS-Clip filterCanon EOS Kiss X4(Ir) ISO3200 8分×8コマ+DarkFrame×1(JPEG)Vixen SXD + Celestron Nexguide + FC60(D60f500)2014.03/28 自宅庭よりAdobe Photoshop Elements でNR後8枚をコンポジットFlatAide 使用トリミングなし こちらにコメントくださる方々のように、やさしい方ばかりだとよいのですが ネットの向こう側にいる人は、どんな人かわかりませんので、時々悲しい思いをします。 もし、言葉が足りない・誤解を招く、なんて発言をした時には、教えてくださいますよう お願いいたします。