冬の星団シリーズ(笑) 南のh-χ
DSSを使って、星団がきれいに表現できるので、 最近星団を撮影していなかったこともあって、星団撮影もがんばっています。 シリウスのすぐ東、M46とM47は、 並んでいる姿がきれいなので、南の二重星団、と呼ぶ方もいるのだとか。 M46が5300光年 M47が1550光年の距離にあるので、たまたま近くに見えるだけで それぞれは4000光年近く離れていることになりますね。南のh-χ M46とM47 2015.02/24 (IMG_9833) posted by (C)ホシミスト_3013M47 M46 NGC2438Takahashi SKY90(D90f407RD)Astronomik CLS CCD EOS ClipCanon EOS Kiss X4(Ir) ISO1600 1分×60/100 RAWTakahashi EM100 ノータッチ(モーターまかせっきり)追尾2015.02/24 自宅庭よりDSS(L:60 D:40 F:80 DF:80 B:32) Average StackAdobe PSE + NeatImage 小粒なM46と大粒なM47の対比がきれいです。 ところで、M46の方を見ると、星団の中に大きな星が混じっていますね。 拡大してみます。M46 2015.02/24 (IMG_9833) posted by (C)ホシミスト_3013(上の写真のDSS 3XDrizzleです) 大きな星に見えたのはNGC2438と言う惑星状星雲です。 寿命を終えた恒星が噴出したガスを、中心にある白色矮星の光が輝かせているんですね。 この惑星状星雲が、星団と重なって見えることから、有名な星団なんだそうです。 初めて撮影した私が、偉そうに言うことではありませんが(笑) ちなみに、この惑星状星雲までの距離は2900光年。 本当はM46とは関係のない天体で、M46とM47の中間点くらいにある星雲なんですね。 ちなみにM47を拡大するとM47 2015.02/24 (IMG_9833) posted by (C)ホシミスト_3013(最初の写真のDSS 2xDrizzle処理です) オリオン座の星の配列に似ている、と言う人もいるのだとか。 そういえば・・・ ちなみに、M46M47はこの位置にあります。M46M47の位置 posted by (C)ホシミスト_3013 本日は、満開の白梅がすでに散ろうかとしているのに、 鶴見岳は久しぶりの冠雪、寒い一日です。 とは言え、山全部が真っ白になるのではなく、8合目より上だけが真っ白でした。 やはり春近しですね。 こんな日は空も澄むのですが、雨の予報ですから、 日ごろの睡眠不足の解消をする日としましょう。