カリフォルニア星雲
2年前の夏、ようやく斜めノイズが浮かび上がる理屈が理解でき おおむね対策も確立して、ノイズの少ない画像が撮れるようになりました。 それまで強烈なノイズが浮きやすい対象でもあったこのカリフォルニア星雲 ノイズが激減したのはうれしかったのですが 星雲が濃密で中の構造がべったりとなっていたのが どうにも残念でなりませんでした。 今回Starnet++を使った処理でもう一度やってみたのですが 内部を出すのには、starless画像を選択マスクとして使ったり さらにカラーバランスをもっと大胆に変更したりすることで どうにかこうにか、中に微細な構造があることの片鱗が見えてきました。 もちろん周囲の空の淡いガスの広がりもですが、 そこは本来の目的と違うので 見えそうで見えない、それでいてよく見たらちらっと見える、 程度に自制(*≧m≦*) この手の画像を扱う時は見せたいところだけを見せるための 自制心と ある程度の大胆さの共存が求められ、なかなか難しいですね(^^ゞ(楽天)(フォト蔵)カリフォルニア星雲 posted by (C)ホシミスト_3013Canon EOS Kiss X7i(ir) ISO1600 90秒×63FrTakahashi SKY90(D90f407RD)Astronomik CLS CCD EOS ClipTakahashi EM200(AGS-1) ノータッチ手動ディザ2017,09/01 自宅庭よりDSS(L63D32F50DF50B55) KappaSigmaClipping 32BitAdobe PSCS2 SI8 NeatImage NIKCorrection NeatImage それにしてもよく降ります。 昨夜ちらっと星が見えたな、と思っていたのに、1時間半も経ったらまた雨。 今朝も少し晴れ間が、と思ったら、午前中のうちにまた雨。 あまりに激しい雨が降った昨日、 天文倉庫の防水処置の効果を確認したところ 今回の雨では水漏れなし。 やはり隙間はふさいでおかなきゃね。 今回沖縄を通過している台風は風がべらぼうなようですね。 離れた海上を通過する予報とはいえ久しぶりに台風の東側に入るので 注意しておくにこしたことはないかも。