RフィルターとモノクロCMOSで月面を
画像だけ見ると、いつものクレーター:アサダとナオノブで、 もう、「なんとか」の一つ覚えなんだから・・・ という声が聞こえてきそうです 自分の頭の中から(ノ∇≦*) ノ彡☆ でもね、今回は撮り方を変えたので、 同じことばっかりやってるわけではありません。(楽天)(フォト蔵)アサダとナオノブ-R posted by (C)ホシミスト_3013EdgeHD800+ASI178MM-C(非冷却で撮影)ZWO-R filterAS!3 Registax6 (地球の南が上) ピクセル等倍切り出し2021.03/31 02:20JST 自宅庭より 月のクレーターには、天文学や物理学などなど、宇宙関連で功績のあった人 の名前が付けられます。 地球から見ることのできる月の表側には二人の日本人の名前が付けられています。 麻田剛立と、安島直円。 麻田剛立は大分県出身でもあるので、 クレーター:アサダと、クレーター:ナオノブは ついつい狙い撃ちしてしまいます(^^ゞ 十六夜あたりが一番見頃ですね。 で、何がいつもと違うの?? モノクロのカメラで、Rのフィルターを通して撮影してみました。 ご存じの通り、赤色の光は直進性が高くて散乱が少ないですね。 なので、カラーカメラ(ASI290MC)で撮影した画像を 三原色に分解して見てみたのですが 赤で撮影した画像が一番シャープに見えます。(青)(緑)(赤)(RGB)わかりにくいので拡大してみます。(青拡大)(緑拡大)(赤拡大)(RGB) じゃあ、何もフィルターかけなくて カラーカメラの赤だけ使えば??と思いますが 実はカメラのピクセル数は、L,R,G,Bそれぞれのセンサーの数を足し算した数なので 実際はカラーカメラのRだけを使うと、 それだけセンサーの数が減っている、つまり解像度が落ちていることになります。 モノクロカメラなら色による違いはありませんので 全部のセンサーを使うことができますから、 その分有利なんですよね。 で、赤が直進性が高いなら、赤外線ならもっと、と欲張ったのですが 赤外線に対する感度は赤より低く、 持っているフィルターはIR76ではなくH-alfa ナローバンドで フィルターを通過してくる光の量も少ないので 赤外線 ナローバンドではべらぼうにシャッタースピードが遅くなり ぜんぜんだめだわ、とわかりました。(赤外線) → H-alfa線(赤) 実は昨夜はシーイングは結構ひどかったんですよね。 それでこれだけまとまるんだから なるほどみなさん、R Irフィルターで月面を撮影するわけだ と納得しました。 あと、Ir →H-alfa filter で月面は、通常使いはしないことに決定です(^^ゞ