カテゴリ:星空
実はもう何年も(と言っても撮影にトライした回数は数えるほどですが)
大分県内からみなみじゅうじ座が見えないか?と挑戦しています。 いや、見えないか?と疑問符で書く必要はなく もうすでに当地の星仲間は何人も撮影に成功しています。 そういう私も画像処理を重ねてではありますが 何とか稜線の上に南十字座の一番北の一等星ガクルックスが 県内から見えることは実証済みです。 しかし! やっぱりあまり画像処理を追加せずに、普通に稜線の上に光っているところを 画像として残したいものです。 そこで、高度が高い順に、ピーコック、アケルナル、と狙い そこまで撮影できたら、さすがにガクルックスも私と逢ってくれるだろう と今年の6/01にうまく撮れなかった後から思っていました・・・ が、思っているだけで行動に移しておらず すでに三つとも撮影した先輩から、 今夜は好条件じゃないか??とメールをもらい、 そうだった!と思いだす始末。 尤も、7/15日曜の夜は近場とはいえ山の中に天の川を撮りに行こうと 出撃の準備はしていたので 南天ぎりぎり天体の撮影ポイントまで 「ほんのちょっと」足を伸ばしただけですが。 ここのところの快晴続きが原因か、低空は猛烈な霞、 (撮影中にポイントに車を停めに来た見知らぬ方から、霧、と聞きましたが) 月明かりもないので稜線も何も見えず、 いつも撮影している、という勘で南はこっちだろう、とカメラを向けました。 肉眼では全く見えませんでしたが さすがはトリオの中で一番高度の高いピーコック、 カメラの中では煌々と輝いていましたね~~ (楽天) (フォト蔵) くじゃく座のピーコック posted by (C)ホシミスト_3013 Tamron SP 70-200F2.8(70mmF2.8) Canon EOS 70D(Ir) ISO6400 6秒 牧ノ戸峠下展望台 2018.07/16 00:47~01:25 JST(+0900) 上の画像ではどれくらいぎりぎりか見当もつかないので、 同じ拡大率でガクルックスが見えるときとピーコックが見えるときの 両方の視界をシミュレート。 それぞれに、ガクルックスは見えないが稜線が見える、という写真と、 今回のピーコックの写真を位置合わせ。 その二つを合成して稜線の位置を合成しました。 結構地平線から高く見えますが APS-C+70mmですので、 かなりの望遠位置で撮影している、ということを加味して見てくださいませね。 (楽天) (フォト蔵) ピーコック地形合成 posted by (C)ホシミスト_3013 こんな写真みたってなにがどれだけすごいのかちっともわかりゃしない・・・ そりゃあそうですね。そこで・・・ 全国的にはぎりぎり天体として有名なカノープス、 この位置と比べてみましょう。 カノープスとだけ比べたってわかりにくいですからシリウスも加えて、 狙っているガクルックスとピーコックがどの高さに見えるか、 それぞれの星の南中時刻付近での高度をステラナビゲーターでシミュレートして 1枚の画像にまとめてみました (楽天) (フォト蔵) 牧ノ戸から見える星の高さ比べ posted by (C)ホシミスト_3013 さて、そうなると南天ぎりぎりトリオが どのていどのぎりぎりさなのか、を知っておきたいところです。 上の画像でかなりくっついて見えるピーコックとガクルックス ここをぐっと拡大してアケルナルも配置してみます。 (楽天) (フォト蔵) 南天ぎりぎりトリオの高さ比べ posted by (C)ホシミスト_3013 ふむ、こうしてみると、初級編ですね、ピーコックは(^^ゞ やはり次はアケルナル、と段階を踏んで、 本当にぎりぎりのガクルックスを狙わないとね、あはは。 それともう一つ思ったこと、 新緑の季節になる前に(木々の葉が繁る前に)挑戦したほうがいいんじゃないか? と思えてきました(笑) さて、成功しても失敗しても、その日の天候は記録しておかなきゃね でなければ次につながりません。 2018.07/16 1:08AMが南中時刻だったので その日時の雲の様子を日本気象協会のデータベースから拝借。 (楽天) (フォト蔵) 成功例から考える成功する天候 posted by (C)ホシミスト_3013 やはり奄美大島南東の雨雲の影響は受けておらず、 奄美大島付近までの晴れ間があれば見える ということかな? さて、6/01以降頭に思い描いていた第一段階のステップは踏めました。 次はアケルナルだぁ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年07月18日 21時14分25秒
コメント(0) | コメントを書く |
|