10/28の夜は透明度が悪く、薄雲も通過するので
シーイング激悪だろうと思ったら、
ところがどっこい落ち着いて地形が見えており、
撮影してみると二重リムもあまり派手には出ませんでした。
帰宅が遅くなってこの時間からの撮影が精いっぱいだったのが残念。
でもイシダス盆地の北端の黒丸
(地名がついていないのか、調べてもわかりませんでした)
が前回見えにくかったのが見えているので、
似たような経度の写真はありますが、
撮った意味はあったかな?と。
ちなみに撮影直後から曇ってしまいました。
さて、その撮影で図ったように衝を挟んで
2週間前後の画像が揃いました。
(計画的に撮影していたんですね~~と星仲間に感嘆されましたけど
実は偶然にもそういう時に撮影できた、というか・・・
晴れたら毎日撮っていた、に近いだけのこと(ノ∇≦*) ノ彡☆)
地球の外の軌道の惑星は満ち欠けしない、と
むかーし理科の授業で習いましたが、
実はそれだけではちょっと言葉が足りません。
それは星を見る方々はよくご存じとは思いますが
地球の外の軌道の惑星だって、
実は太陽の光が当たっているところを斜め横から見る形になるので
光の当たっていない部分、つまり欠けた部分が見えるんですよね。
それにしても2週間でこんなに欠けてくるか!と驚いたのは
私だけでしょうか??
ちなみに、最接近時の画像もあるので
四つ並べてみました
画像を囲っている丸はすべて同じ大きさです
線と火星の間の黒い帯の太さが見かけの大きさの変化を
黒い帯の太さの不均一さが欠けた部分があることを
示しています。
(楽天)
(フォト蔵)
近付いて遠ざかる火星の満ち欠け posted by
(C)ホシミスト_3013
なお、10/29未明のものだけがUV/IR cut filter装着で
それ以前の撮影はフィルターなしです
10/29未明の火星の撮影データは以下です。
Edge HD800+3xBarlow+ADC+IR/UV cut+ASI290MC
Takahashi EM200(AGS-1L)
FireCaptureV2.6 Shutter=4.5ms Gain=350 Gamma=50
90秒(190000Fr)×13
AS!3(AS_P=35% AP=1) Registax6 WinJupos11.3.0 PSCS2
2020.10/29 01:03:07~01:33:46 別府市自宅庭
Derotation画像は01:13:42(CM=285.7°)
さて、今夜はさっきまで一面の雲だったのに、快晴になっています。
早速のぞいてみましたが
晴れてはいるものの、上空の風は強いようで
シーイングはかなり悪い。
今夜の撮影はかなり厳しそう。