今日は曇りましたぁ!
明日は午後の仕事が延期となったので、少々夜更かしできるのですけれど
まあ、天気と仕事の都合の相性なんてこんなものです。
先だって撮影したエラスムス彗星だって、
今朝ほど当地の星仲間はまたまた撮影成功されています。
私のブログに、さようなら、なんて書いたけれど。
ただ、さすがに今現在の体力で
深夜まで仕事して早朝起きて撮影して、その後丸一日
普通通り仕事する、というのは難しくなりましたので、
個人的にはもう、ノーチャンスかな??と思っている次第です。
(今度の日曜日も午前中に所用がありますし・・・)
仕事と天体撮影の相性なんてそんなものです。
さて、その千載一遇の撮影チャンスとなった11/22早朝
実はエラスムス彗星は、M67に救われていた、という話です。
(楽天)
(フォト蔵)
M67とNGC2661 posted by
(C)ホシミスト_3013
Takahashi SKY90(D90f407RD)
LPR-N
Canon EOS Kiss X7i(Ir) ISO1600 30秒×41コマ
Takahashi EM200(AGS-1L) ドリフト法極軸合わせ 手動ディザリング
2020.11/22 自宅2階バルコニーから
DSS(L41D31F50DF50B60)KappaSigma
PSCS2 SI8 FlatAid ColorEfexPro4 NeatImage
エラスムス彗星迎撃態勢を整えた11/22の未明
ドリフト法で追い込んだ極軸は本当に大丈夫か
何か撮影して確認しておけば安心だな、と思いました。
そう言えば、頭上に輝くかに座の星団M67
まともに撮ったこと無かったな
撮ってみるか
とは言え、光害の低空に居る彗星を捜索するのに要する時間を考えると
それほど長時間撮影できるわけもなく
また、光害の空の中に居る彗星に、60秒の露出は無理だろうから、と
DarkFrameも30秒で作成しましたし
(M67用に別のDarkFrameを作成する根性までは捻り出せませんでした・笑)
光害カットフィルターを装着しているにもかかわらず
1コマ30秒。
まともに、というのであれば、庭でもっとしっかり極軸を合わせて
もう少しちゃんと長時間露光しなきゃね。
そんな雑な撮り方だから、M67も、ちゃんと撮れ!と怒ったのでしょう。
ひとしきり撮り終えた後画像を確認すると
ガイドエラーではなく、温度変化によるのであろうフォーカスのずれ。
あいたた、星団でこのフォーカスの甘さは命取り
このM67の画像は使えないな・・・
でもよかった、今のうちにフォーカスを合わせなおそう
本番のエラスムスの前に気付けて良かった・・・
本番の?
エラスムスの前に??
気付けて???
誰が気付かせてくれた????
君は怒って拗ねて姿を隠したのではなく
自分の身を犠牲にして、もう一度フォーカス確認しろ、
と教えてくれたんだね。
自分はまた撮れるが、彗星の方は千載一遇なんだろ??と
なんて良い奴なんだ、M67よ!
わかった、また君を主役に撮影すると約束するよ。
その前にお蔵入りとする予定だった君の姿
処理するからね
と言いながら、M67の北西に
NGC2661や、PGC24629・24631の存在もわかるなぁ
なんて目移りしている辺り
次回撮影するときにはM67は本格的に拗ねていそう・・・(*^▽^*)ゞ