天文ファンにとっては板垣公一さんと言う名前はあまりに有名ですが
その板垣公一さんが、2021.04/02にりゅう座の銀河NGC3147に超新星を発見
と言うニュースを昨日目にしました。
2006年にも板垣さんはこの銀河に超新星(SN2006gi)を発見されてるんですね!
ちょうど図ったように
昨夜は深夜までのこらなくても仕事が終わるな、と言う状況。
そして、この時期には珍しい透明度の良い空。
最初は南の方に行ってガクルックスを、と思ったのですが
宮崎南方に雲がかかっているのを気象衛星で見て
路線変更。
どの銀河を撮ろうかな??とか思っていた時にそのニュースを目にしたので
対象に決定。
(楽天)
(フォト蔵)
NGC3147に発見されたSN2021hpr posted by
(C)ホシミスト_3013
2021.04/05 23:42~自宅庭
MT-160直焦点(fl:1000mm)
ASI178MM-Cool(-10℃)
EM-200(AGS-1L)+PoleMaster 半ノータッチ
Gain:400 Gamma:80 20秒
L:388Fr(2時間09分20秒) RG:2×2bin 38Fr B:2×2bin 3Fr
DSS(32BitFITS) SI8 NeatImage
4/02に発見された時は17.7等と書かれています。
爆発直後だろう、との観測結果の通り増光中のようです。
昨夜は、周囲の恒星との見た目の比較ですけれど
16.0等に見えます。
発見から3日です。
明るさの等級は1等級ごとに2.5倍ですから
3日で6倍近く明るくなっていることになりますね。
さて昨夜はいろいろトラブルが。
まずは自宅が撮影範囲を邪魔するため
普段望遠鏡を設置しない建屋東側に。
そこは砂と砂利の場所なので
極軸を合わせても合わせてすぐにずれて行きます。
次に久しぶりの自動導入。
極軸の精度が低いのでしょう
入りません・・・
M82で同期して導入するとやっと
Dark減算をするとなぜか画像の半分で明るさが全然違う・・・
どうしようかと思ったけどこれはAutoStakkertのRow Noise Correction で
ちょいと隠し・・・
RGBは各20コマを2セット撮る予定で設定したつもりが
Bだけ20『秒』に設定してしまって・・・(^^ゞ
よくまあ、何とか形になったものです。
このスタイルの撮影は準備に手間取るから・・・と
ちょっと引いていたのですが
前回このカメラとRフィルターで月を撮影していたので
どうにかスクランブル発進に対応できました。
そうか!前回急にこれで月を撮ってみよう、なんて思い立ったのは
この準備運動のためだったか!(ノ∇≦*) ノ彡☆
さて、Dark問題(なのかセンサー固有の問題なのか)は
次回本気で撮影するときまでに解決せねば・・・
あと、60コマ撮影したIrの処遇はどうしようかなぁ・・・(^^ゞ