な~~んて書くと、メシエ天体を次々と撮影する
メシエマラソンを思い浮かべますか??
深宇宙のメシエ天体ではなく、月面のメシエの撮影です。
そう、クレーターのメシエ。
InfraRed(IR) Pass Filter を装着して撮影し
驚愕の結果となったのですが
まず最初に、キャプチャ画面を見ただけで
その違いが分かったことに対する驚き。
そしてその次に、クレーター:メシエのその精細な姿
に驚嘆しました。
以前、メシエと名付けられた二つのクレーターについて調べ
地表をかすめ飛ぶように、それこそ水切りショットのような形となり
バウンドした隕石によって形成されたという説があることを知っていましたが
まさしくそんな感じに地表がめくれているところを
今回初めて(自分の画像で)目にした、という感じです。
(楽天)
(フォト蔵)
2021-04-18-1055_9-L_l4_ap5875BWRS-AN-290-2x-J posted by
(C)ホシミスト_3013
上の写真は、あまりに感動して、カメラをASI290MCに付け替え、
かつ2倍バローを装着して拡大してみたものです。
ちなみに、何の策も弄さず、普通に(バローなしで)
ASI178MMで撮影したものを上の画像とピクセルサイズを合わせて
トリミングしたのがこれ↓
(楽天)
(フォト蔵)
2021-04-18-1055_9ピクセル等倍 posted by
(C)ホシミスト_3013
バローで拡大しなくても、結構見えてますよね。
もうびっくりしました。
確かに水切りショットのような、地形の変形の詳細が
ムリな拡大しなくても見えているんですもん。
ちなみに、バローなしのASI290MCはこれ↓
(楽天)
(フォト蔵)
2021-04-18-1055_9 posted by
(C)ホシミスト_3013
ASI178MMはASI290MCよりもセンサーサイズが大きいので
290より小さく写るのかな??と思いきや
実は290よりも少し大きく写るようです。
ピクセル数も多いので
290より178の方が、撮影に時間がかかりますし
ファイルサイズもべらぼうに大きくなる分
処理にも時間がかかります。
しかし↓これだけ広視野でしかも拡大率が高いなら178の方が撮影は楽です。
(楽天)
(フォト蔵)
2021-04-18-1030_1 posted by
(C)ホシミスト_3013
撮影と処理に時間がかかっても、290だとコマ割りが増えますから
トータルで見れば変わらないか、178の方が早い
それにモザイクの撮りこぼしの危険性も減る
画質も少なくとも月面に関しては178は290より良いように思えます。
これまで月面撮影で290+2倍バローはなかなかうまくいきませんでしたが
今回うまくいったので、しめしめ、と思っていましたが
これは178+2倍バローの方がいいかも知れんぞ・・・と思い始めました。
この夜は178MM+2倍バローは試しませんでした。
試しておけばよかったなぁ・・・
ちなみに、当地の星仲間から、「久しぶりに撮影して楽しそうにしてるね」
と言われてしまいました。
確かにMT160+178MMで深宇宙の撮影には四苦八苦してますので
撮れた!という満足感がまだ得られていません。
でもこの月の画像、撮れた!と満足げにしていても
許されますよね??