テーマ:◆◇◆天体観測◆◇◆(786)
カテゴリ:太陽系
あ~~あ、やっぱり変に計画を練ったりするもんだから
夜はすっかり曇ってしまったじゃないですか。 昨日夕方には、今は秋か?と思うような綺麗なうろこ雲 その後ろに澄んだ空 沈む直前のシリウスがきらきら だったのにぃ! 終業・帰宅直前のスタッフから テレビで何度もみずがめ座流星群って言うから見てみようと思うけど と訊かれ みずがめ群はあまり数は多くないから それを見ようとせず、ぼ~~っと眺めていたら 流星の一つぐらいは見えるかもね 今空は澄んでるし な~~んて答えたのに 宵のうちに曇りきってしまいました。 さて今日のお題は月面撮影の第2回(都合4回目) カラーカメラとモノクロカメラの違いです。 前日のブログの最後に付録として ベイヤー配列のことを書きましたが カラーカメラはカメラの中でRGB合成をしてくれますので 手間はかからないのですが センサー4個を1セットとして使用する以上 モノクロカメラと比べたら解像度でデメリットがあることは 想像が容易ですよね?? そこでフィルター云々の前にまずカラーカメラとモノクロカメラで どう違うかを見ておきたいと思いました。 ASI290MCと比べるのなら290MMを持ってくるのが妥当ですが そんなにいくつもカメラを購入できませんので DeepSkyが撮れないか?と考えて購入した 178MMとの比較で勘弁してください。 これまでは月惑星向けにASI290MCを使っていました。 これは、1/2.8型(対角6.46 mm)のセンサーで、 ピクセルサイズ2.9μm、 最大解像度1936×1096です。 動画の処理をするにはちょうど良いサイズに思えていましたが 銀河などの撮影をするには長辺5000ピクセル越えの デジタルカメラと比べるとピクセル数で見劣りします。 そこでASI178MM-coolを購入したのですが、 こちらは、1/1.8型 裏面照射型CMOSで ピクセルサイズは2.4μm、 最高解像度は3096 x 2080(約638万画素)です。 その分撮影動画サイズがべらぼうに大きく(1500コマで17GBに!)なりますが 撮影範囲が広いので、モザイクする時には楽だろうということは 想像に難くないと思います。 以下比較をしてゆきます。 290も178も、フィルターなしの センサーむき出し状態(笑)で撮影した画像の比較です。 290の1回の撮影範囲です。 178の1回の撮影範囲です。 178は290よりセンサーサイズが大きくなっているので 一見すると拡大率が小さくなっているように思いましたが ピクセル数が圧倒的に多いので 同じピクセルサイズに揃えてみると 実は290より178の方がわずかに大きく写っている(拡大率が大きい) ことがわかります。 で、写した対象を同じ大きさで見ようとすると 実は178の方がくっきり見えています。 モノクロカメラなのでディベイヤーが必要ない ことが一つのメリットになっているかもしれません。 このあたりが、カラーセンサーで一発撮りより モノクロカメラでL-RGB合成するのが主流になりつつある理由でしょうか? で、結局、惑星と違ってあまりカラフルではない月面を撮るには モノクロカメラの方が良い、と自分の中での結論に達したのです。 な~~んだ、結局カラーとモノクロの違い、ではなくて 自分の持ってるカメラでどれが月面撮影に向いているか という話かぁ! そうなんです(*^▽^*)ゞ ですが、おそらく同じタイプのセンサーで比べても カラーとモノクロの違いは同じように出るだろうと思います。 では、同じモノクロの290と178どっちが良い?? については、そこまで論じる術は私にはありません。 もっと手練の方たちの意見が必要かと思います。 とにかく自分の持っている中ではモノクロの178がよさそうなので 次はモノクロカメラでIR-Passありなしの比較をすることにしました。 第3回(都合5回め)へ続く~~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年05月07日 00時10分05秒
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